●自立式ハンモックの魅力
○設置場所を選ばない
○寝心地が安定する
○収納のしやすさ
○アウトドアにも持ち運びやすい
●自立式ハンモックにもいくつかタイプが
○1本軸型(クラシック型)の自立式ハンモック
○2本軸型の自立式ハンモック
●自立式ハンモック購入時の注意点
○ハンモックのコピー品に注意
○耐荷重に注意
○設置スペースに注意
●自立式ハンモックでさらに充実する生活を
自立式ハンモックとはなにか?
自立式ハンモックとは、寝転ぶための生地(布)を吊り下げるためのハンモックスタンドと呼ばれる土台が付属したハンモックです。
キャンプなどのアウトドアシーンでは、木に吊り下げられたハンモックをイメージする方も多いかもしれませんが、ここ数年で自立式ハンモックの普及も増えてきています。
元々はアウトドア文化が盛んな欧州で生まれた自立式ハンモックが、近年日本でも普及が広がり、自宅の室内に設置したり、商業施設や宿泊施設への設置が増加しています。
今回はそんな自立式ハンモックが普及している理由や、魅力、購入の際の注意点を解説していきます。
自立式ハンモックの魅力
自立式ハンモックにはいくつもの魅力があります。
それぞれ魅力を解説していきます。
自立式ハンモックの魅力
- 設置場所を選ばない
- 寝心地が安定する
- 収納がしやすい
- 持ち運ぶことができる
設置場所を選ばない
吊り下げ式ハンモックの場合、ハンモックの生地(布)を吊り下げるための木や柱などの土台が必要になります。
設置したい場所に吊り下げる土台があれば問題ありませんが、ない場合は設置する場所は限られてしまうため必ずしも自身が望んだ場所への設置ができない場合もあります。
自立式ハンモックであれば、スペースさえあれば設置場所を選ばずに付属のハンモックスタンドを組み立てて使用することができます。
好きな場所に設置することができるため、自宅でも部屋を移動させたり、アウトドアシーンに持ち運んでテントの近くやタープの下に設置するなど、自由度が高く設置することができます。
寝心地が安定
自立式ハンモックはハンモックスタンドに生地(布)を引っ掛けるだけで使用できるため、良くも悪くも寝心地は安定します。
吊り下げ式ハンモックの場合は、セッティングする土台の高さに応じて、ロープの長さや布の高さを調節する必要があり、設置に慣れていない場合は心地良い寝心地に調整するまでに時間がかかります。
自立式ハンモックはそういった調整が必要なく、常に安定した心地良い寝心地を再現することが可能です。
収納のしやすさ
収納のしやすさも自立式ハンモックの魅力の1つです。
自立式ハンモックの中にも、ハンモックスタンドの形状によって「1本軸型(クラシック型)」「2本軸型」に分けられます。
1本軸型(クラシック型)は、パーツの抜き差しや固定するために使用しているネジを外すことで簡単に収納することができます。
2本軸型ハンモックスタンドであれば、さらに収納は簡単で商品によっては折り畳むだけで収納できるというタイプの商品も存在します。
アウトドアにも持ち運びやすい
自立式ハンモックは前述した収納のしやすさが優れているため、専用の収納バッグにいれてキャンプなどのアウトドアに持ち運んで楽しむことも気軽にできます。
近年人気となり盛り上がっているキャンプですが、キャンプ場によっては施設内の木や柱などにハンモックを吊り下げることを禁止している施設も多くあります。
自立式ハンモックであれば、キャンプ場の環境や規約に左右されることなく、持ち運んで気軽にハンモックを毎回楽しむことが可能です。
自立式ハンモックにもいくつかタイプが
自立式ハンモックの中にも、ハンモックスタンドの形状によってタイプが分かれます。
ハンモックの生地(布)を取り付けるためのハンモックスタンドの形状が違うだけでも、使いやすさや寝心地を左右するので、自身に合ったハンモックを選ぶには知っておいた方がよい情報です。
1本軸型(クラシック型)の自立式ハンモック
1本軸型(クラシック型)のハンモックは、太い1本の軸に支えるための足が広がっているハンモックです。
1本軸型ハンモックのメリットは、「安全性が高い」「寝心地が良い」「乗り降りしやすく事故が少ない」点が挙げられます。
逆にデメリットとしては、ハンモックスタンドが土台としてしっかりしているため持ち運ぶには少々重量が重くなります。
1本軸型(クラシック型)の自立式ハンモックのメリット
- 体重を支えるためのハンモックスタンドが太く丈夫なため、安全性が高い
- 安定感があり安心して寝転ぶことができ、寝心地も◎
- 乗り降りする際に軸が邪魔にならず、転倒による怪我のリスクが少ない
1本軸型(クラシック型)の自立式ハンモックのデメリット
- 2本軸と比較すると重量が重く、持ち運ぶには少し重い※重量は約10kg〜15kg程
2本軸型の自立式ハンモック
2本軸のハンモックは、1本軸ハンモックと比較すると細い軸で支えることになりますが、2本の軸(足)で体を支える形状となっているハンモックスタンドを使用しています。
2本軸型ハンモックのメリットは、「折りたたんで収納できる」「重量が軽い」ことが挙げられます。
2本軸型の自立式ハンモックのメリット
- 組み立てる際の軸の抜き差し作業が少なく、設置作業が簡単
- 収納も簡単に折りたたむことができるタイプもある
- 重量が軽いものが多いため、持ち運びに便利※重量は約8kg〜10kg以下が多い
2本軸型の自立式ハンモックのデメリット
- 軸足1本あたりの強度が低いため、きしみやグラつきが発生しやすい
- 乗り降りする際に軸足が邪魔になってしまい、乗り降りのしにくさを感じる場合がある
自立式ハンモック購入時の注意点
自立式ハンモックをこれから購入しようと考えている方に向けて、購入時の注意点を紹介していきます。
間違った商品選びをしてしまうと、後々後悔することになってしまったり、最悪の場合怪我などにつながるケースもあります。
ハンモックのコピー品に注意
近年のハンモックブームによって、評価が高いハンモックは出てきている一方で似せた作りのコピー品も多く出回り始めています。
コピー商品はパッと見ただけでは本当に購入したいメーカーの商品なのかが見分けがつかない見た目をしていることと、ハンモックを購入することができる実店舗が少ないことからネットショップに掲載された情報だけを頼りに購入することとなります。
見た目が似ていても、製造元は全く関係のない企業が製造したハンモックということも少なくありませんので、購入するショップが信頼性のおけるショップかどうかをしっかりと確認した上で購入することが大切です。
見た目が似ていても実態はメーカー保証や安全性の保証がないこともあるので注意が必要です。
耐荷重に注意
ハンモックの強度を測る指標として、「耐荷重」という何キロまでの重量に耐えられるかという数値が一般的に使用されています。
耐荷重の数値が大きければ、それだけ重い重量に耐えられる商品といえますが、その検査がしっかりとした機関で実施されているかが重要です。
ネットショップなどの販売ページや紹介ページの中に、検査機関での検査証明書などが掲載されているかなどをチェックしておくと良いでしょう。
設置スペースに注意
自立式ハンモックを購入した後に、「後悔した」と感じる方の多くは、自立式ハンモックのサイズを考慮せずに購入してしまったケースが挙げられます。
ハンモックは実店舗でなかなか見る機会がなく、サイズ感がわかりにくいアイテムとなりますが、実際に届いた商品を組み立てるとその大きさにおどろきます。
事前にどのスペースに設置したいかを考え、購入予定のハンモックのサイズを確認をしっかりするようにしてください。
自立式ハンモックでさらに充実する生活を
自立式ハンモックを購入して利用することで、普段の自宅での生活や趣味のアウトドアシーンの質がさらに向上します。
ハンモックは自身に合った商品を選ぶことが重要になるため、しっかりと情報を見極めながらお気に入りのハンモックをお探しください。