
自立式ハンモックにも軸足が1本のタイプと2本のタイプがある
ハンモックの中でも人気が高い自立式ハンモックですが、自立式ハンモックにも大きく分けてスタンドの軸足が1本のタイプと2本のタイプがあります。
今回はそれぞれ軸足のタイプのメリットとおすすめの利用シーンを紹介していきます。
それぞれのハンモックタイプ特徴
自立式ハンモックにはハンモックの生地(布)を取り付けるスタンドが「1本軸」のタイプと「2本軸」のタイプがあり、それぞれメリットやデメリットが異なります。
それぞれのタイプで使用できるハンモックの生地(布)も変わってくるため、ハンモックで重要な寝心地も大きく変わってきます。購入前には自分に合ったハンモックを選ぶことがとても大切となります。
1本軸タイプの自立式ハンモックの特徴
1本軸タイプのハンモックはクラシックタイプハンモックと呼ばれることもありますが、その名の通りハンモックを吊り下げるハンモックスタンドの軸が1本軸のハンモックのことを指します。
1本軸ハンモックのメリット
・体重を支えるためのハンモックスタンドが太く丈夫なため、安全性が高い
・安定感があり安心して寝転ぶことができ、寝心地も◎
・軸が邪魔にならずハンモックへの乗り降りがしやすく、転倒による怪我のリスクが少ない
1本軸ハンモックのデメリット
・2本軸と比較すると重量が重く、持ち運ぶには少し重い※重量は約10kg〜15kg程
1本軸ハンモックおすすめ利用シーンと使い方
一本軸ハンモックは持ち運びが重いというデメリットはありますが、ハンモックの醍醐味でもある気持ちの良い寝心地を存分に堪能できたり、転倒や落下の危険性が低く安全性が高く室内などに常にハンモックを設置しておくのにおすすめです。
室内に設置しておいて好きな時に気軽にハンモックに揺られて休憩したりお昼寝したいという方にはおすすめで、複数人が一緒に乗っても耐えられる耐久性もあるためお子さんがいるご家庭にもおすすめです。
また、キャンプやアウトドアに持ち運ぶ場合も車で荷物を移動させるという方にとっては重さはさほど気にならないので、お出かけ先の自然の中でも気持ちの良い寝心地を体験したいという場合は1本軸ハンモックを選んでおくと間違いはありません。
2本軸タイプの自立式ハンモックの特徴
2本軸タイプのハンモックは布を吊り下げるためのハンモックスタンドの軸足が2本のタイプになっており、1本軸のハンモックと比較するとスタイリッシュな印象を持つデザインとなります。
2本軸ハンモックのメリット
・組み立てる際の軸の抜き差し作業が少なく、設置作業が簡単
・折りたたんで収納することができるタイプもある
・1本軸タイプよりも重量が軽いものが多いため、持ち運びに便利※重量は約8kg〜10kg以下が多い
2本軸ハンモックのデメリット
・1本軸と比較すると軸足1本あたりの強度が低いため、きしみやグラつきが発生しやすい
・軸足が邪魔になってしまい、ハンモックへの乗り降りがしにくく感じる場合がある
2本軸ハンモックおすすめ利用シーンと使い方
2本軸ハンモックは1本軸ハンモックと比較すると寝心地や強度は劣る場合がありますが、1本軸ハンモックにはない収納の手軽さや持ち運びの際の重量が軽いというメリットが挙げられ、ハンモックを持ち運んで利用したり、使う時に都度組み立てて利用したいという方にお勧めできるハンモックです。
室内に設置するには意外とスペースが必要なハンモックですが、組み立てが簡単な2本軸ハンモックであれば都度組み立てすることも比較的楽にハンモック楽しむことが可能です。
全ての2本軸ハンモックが組み立てが楽ということではないので購入前にはしっかりとチェックしていただくことが必要ですが、商品によっては折り畳んで部屋の壁に立てかけておくこともできるタイプもあります。
使用シーン別おすすめハンモック
それぞれのハンモックのメリットとデメリットを紹介させていただきましたが、一方的にどちらが良い・悪いということはなく、大切なのは使用する方が”何を重視してハンモックを楽しみたいか”ということとなります。
室内で使用する場合、屋外で使用する場合のそれぞれ重視するポイントごとにおすすめのタイプを解説していきます。
室内で使用する場合
おすすめ:1本軸タイプのハンモック
寝心地を重視する場合であれば、1本軸タイプのハンモックがおすすめです。
ハンモックの生地(布)も寝心地の良さを左右するポイントとなりますが、寝心地は実際に寝転んだ際の「安心感」で左右されることもあります。
ハンモックスタンドが安定しやすい1本軸タイプのハンモックであれば、寝転んだ際にしっかりと体を預けることができ、落下の心配も少ないためリラックスしてハンモックで揺られることができます。
おすすめ:2本軸タイプのハンモック
室内で使用する場合であれば、できるだけ広く部屋を使用したいと考える方も少なくないと思います。
リラックスしたい時だけハンモックを設置したいと考える方にとっては、1本軸タイプのハンモックと比較して手軽に収納ができる2本軸タイプのハンモックがおすすめです。
1本軸タイプのハンモックと比較すると、軸の抜き差し作業が少なかったり、折りたたんで壁にたてかけておけたりするため、収納を重視する場合であれば2本軸タイプのハンモックがおすすめです。
屋外で使用する場合
おすすめ:2本軸タイプのハンモック
ハンモックを屋外に持ち運んで、キャンプやアウトドアで使用する場合は、持ち運びの際の重量が気になるかと思います。
1本軸、2本軸のハンモックどちらが重量が軽いかというと、傾向としては2本軸タイプのハンモックの方が軽く持ち運びがしやすい傾向があります。
屋外に都度持ち運びをする機会が多い方は、2本軸タイプのハンモックを検討することをおすすめします。
おすすめ:1本軸タイプのハンモック
寝心地を重視する場合であれば、1本軸タイプのハンモックがおすすめです。
屋外のキャンプなどの醍醐味の1つとして、森や木などの自然の中でリラックスすることが挙げられます。
より自然を満喫したいと考えるのであれば、安定感があり寝心地が良い1本軸タイプのハンモックがおすすめです。
前述している通り、2本軸タイプのハンモックと比較すると持ち運びの重量としては数kg重くなる傾向がありますが、数kgが気にならない方は現地での寝心地の良さを重視して1本軸タイプのハンモックを選ぶことをおすすめします。
家族や友人、複数人でハンモックを楽しむ場合
おすすめ:1本軸タイプのハンモック
お子さんがいるご家庭でハンモックを購入する場合であれば1本軸タイプのハンモックがおすすめです。
子供は思いもよらぬ使用方法でハンモックを楽しんだり、揺れを楽しむ傾向があるため、より軸がしっかりしている1本軸ハンモックの方が安心してハンモックを楽しんでいただけます。
また、お子さんの落下や転倒などのによる怪我を防ぐためにも、ハンモックの乗り降りのしやすさ、乗った時に布に包まれる安心感は非常に重要です。
ハンモックをより快適に使うためのワンポイントアドバイス
ここからは、1本軸タイプ・2本軸タイプどちらのハンモックもより快適に使うための「ひと工夫」をご紹介します。快適性がグッとアップしますので、ぜひ試してみてください。
スタンドの設置場所をしっかり確認
室内でも屋外でも、スタンドを置く床や地面の状態はとても重要です。
- 床が傾いている・地面に凹凸がある → スタンドがぐらつく原因に
- 屋外の場合は、雨天後のぬかるみに注意
安定した場所に設置することで、ハンモックの揺れや転倒のリスクを抑え、安心して楽しめます。
クッションやブランケットで体圧分散をサポート
ハンモックに直接体を預けると、長時間利用した場合に背中や腰に負荷を感じることがあります。
- 薄手のクッションやブランケットをハンモックと背中の間に入れてあげる
- 季節に合わせて肌触りの良い素材を選ぶ
これだけでも体圧が分散され、疲れにくくなります。
使用後のメンテナンスで長持ち
金属部分には錆び止めの塗装が施されているものが多いですが、屋外使用後は念のため汚れを拭き取って保管すると長くきれいに使えます。
また、コットン生地は湿気を含むとカビが生えやすいので、風通しの良い場所でしっかり乾燥させるのも大切です。
自身の利用シーンにあったハンモック選びを
人気の自立式ハンモックの軸足スタンドの違いを解説させていただきましたが、安心してハンモックライフを送るためには自身の利用シーンに合わせたハンモック選びが重要となります。
また、現在はECサイトで簡単にハンモックを購入することもできますが、有名ブランドの模倣品やコピー商品も多く販売されています。
安心してハンモックでリラックスするためにも、しっかりと保証があるか、しっかりと耐荷重量のテストがされているかなどもチェックをした上でハンモックの購入をすることが大切となります。
購入前に気を付けるポイントを紹介した記事もありますので、ご興味があればそちらの記事も確認した上で自身に合ったハンモックを探してみてください!
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K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。