ハンモックを室内に設置する方法
ハンモックは現在アウトドアシーンや、リゾート地などでの利用はもちろん、一般的な一軒家やアパート、マンションなどでも多く利用されています。
この記事では、室内に置くハンモックとして選ぶならどんなハンモックが良いのか、選び方のポイント、購入前の注意点などを解説していきます。
ハンモックには主に「自立式」と「吊り下げ式」に分けられ、それぞれ設置方法が異なります。
自立式ハンモックを購入して設置する
自立式ハンモックは、専用のハンモックスタンドを組み立てて、そこにハンモックの生地(布)を引っ掛けて使用するタイプのハンモックになります。
壁や天井などに取り付ける必要がなく、スペースさえあれば室内の好きな場所へ設置することができます。
吊り下げ式ハンモックを購入して壁や天井、柱などに設置する
吊り下げ式ハンモックは、ハンモックスタンドが付属していないため、自身で設置場所を用意する必要があります。
室内の天井や柱、梁、壁に、金具やロープを使って取り付けます。
必要に応じて天井や柱などに穴を開けて設置場所を用意する必要がありますが、安全面を考慮すると専門の施工業者などに依頼する必要があります。
室内に適したハンモックのタイプは?
自立式と吊り下げ式を比較して、どちらが室内に適したハンモックかと言われれば、「自立式」に軍配があがります。
自立式ハンモックは、スペースさえ確保すれば室内の好きな場所に設置することができ、移動させることも容易となります。
「吊り下げ式」も体重を支えることのできる吊り下げ場所がある場合であれば問題ありませんが、新たに吊り下げ場所を用意したり、賃貸物件のマンションやアパートの場合はそもそも穴を開けること自体ができない物件もあります。
比較すると日本の室内環境では「自立式」の方が適していると言えるでしょう。
室内用のハンモックの選び方
室内用ハンモックには「自立式」が適しているとお伝えしましたが、「自立式ハンモック」にもさまざまな種類やメーカーによってそれぞれ特徴が異なります。
それぞれ選び方のポイントごとに解説していきます。
ハンモックの種類
自立式のハンモックの中にも、「1本軸ハンモック」「2本軸ハンモック」「3WAYハンモック」など、いくつかの種類に分別されます。
それぞれ特徴を簡単に紹介します。
1本軸のハンモックは体を支える土台となるハンモックスタンドのフレームが太い一本軸で構成されており、太い軸から足が4方向に伸びて体を支える構造です。
フレームが太いため重量感もあり土台として安定感があるため、ちょっとした揺れではびくともせず安全性が高いのが特徴です。
またハンモックの乗り降りは慣れるまでは少し怖いと感じることがありますが、1本軸のハンモックスタンドは乗り降りする際に軸が邪魔にならず、子供でも安心してハンモックを楽しむことができます。
2本軸ハンモックは組み立てや収納の手間が簡単でということが最大の特徴となります。
2本軸ハンモックのハンモックスタンドはフレームの抜き差し作業が少なく、フレームを広げるだけで土台を完成させることができます。
収納する際も簡単に折り畳んで部屋の壁に立てかけておくこともできるため、ハンモックを常に設置しておくことができない場合は2本軸ハンモックが選択肢に入ります。
ただ、ハンモックスタンドの軸の太さや重量は1本軸ハンモックと比較すると劣るため、安定性や耐久性に目をつぶる必要があります。
3WAYハンモックは日本の室内で人気のタイプで、ハンモック・ハンモックチェア・ハンガーラックに変形できることが特徴です。
基本的な形状は2本軸ハンモックと似ていますが、ハンモックスタンドの組み立てを調整することで、好きな形状に変化させることができるようになっています。
2本軸ハンモックと同様で組み立て、収納の手間が簡単な点も特徴なのでハンモックを使用するときだけ楽しみたい方におすすめのハンモックとなります。
以下の記事でもメリットやデメリットの詳細を解説していますので、興味がある方はこちらもご確認いただき、設置したい部屋に合った種類のハンモックを選ぶようにしてください。
ハンモックの耐荷重
ハンモックの安全性は「耐荷重」という何キロの体重に安全に耐えることができるかという指標があります。
各ハンモックメーカーの商品ページにも記載されていることが多いですが、この「耐荷重」の数値が高ければ体重がかかった際の安全性が高いという指標となります。
耐荷重を超えて使用すると、ハンモック自体が壊れてしまって怪我をしてしまう可能性もあります。
使用するハンモックは、耐荷重ぎりぎりのハンモックを使用するのではなく、余裕を持った耐荷重のハンモックを選ぶことで安心して使用することができます。
耐荷重の数値としては、300kg程の指標が出ていれば安心して複数人でも一緒に楽しむことができます。
ハンモックの生地(布)
ハンモックの生地もメーカーによって分かれます。
大きく分けて、「布(クロス)タイプ」と「クロス(メッシュ)タイプ」がありますが、それぞれ特性が異なります。
それぞれ特徴が異なりますが、室内で使用することを考えると「布(クロス)タイプ」の生地を選ぶと寝心地がよくよりリラックスしてハンモックで揺られることができます。
ハンモックのデザイン
ハンモックのデザインもメーカーによってバリエーションが異なります。
他のポイントを押さえた上で、デザインは自身が気に入ったデザインのハンモックを選んでいただくことが愛用していく上でも重要です。
室内に置くハンモックは部屋の雰囲気にあった落ち着いたカラーが良いと考える方、室内でもあえてアウトドア感を感じることのできるようなカラーが良いなど、個人の趣味や趣向によって気に入るハンモックカラーやデザインは変わります。
ぜひ自身で気に入るハンモックを探して長く愛用できるものをお選びください。
アフターフォロー
ハンモックを販売する販売店やメーカーによってアフターフォローの手厚さは異なります。
自立式ハンモックは組み立てが必要なアイテムとなるため、部品の破損や紛失が発生してしまう可能性もあります。
また、ハンモックスタンドよりもハンモックの布が先に破けてしまったり、紐が切れてしまったりというトラブルも発生するケースもあります。
そういった場合、部品の個別購入や、ハンモックの布の個別購入ができる販売店やメーカーをあらかじめ選んでおくことで、使用していく中で発生するトラブルに対して余計なコストをかけずにハンモックを継続して楽しんでいくことが可能になります。
居心地の良いハンモック=寝心地がいい
室内にハンモックを設置したいと考える方の大半は、室内にハンモックを設置してくつろげる居心地の良い空間を作りたいと考えているかと思います。
居心地の良いハンモックは、寝心地が良いハンモックとも言えます。
寝心地の良いハンモックにはいくつかの条件があると考えており、条件に合ったハンモック選びをしていくことが大切になります。
ハンモックの生地(布)サイズが大きい
ハンモックの寝心地を左右するポイントとしてとても重要なのは寝転ぶためのハンモックの布が大きいということです。
ハンモックの布が大きければ余裕を持ってゆったりと寝転ぶことができるため、ハンモックの寝心地はハンモックの大きさに左右されると言っても過言ではありません。
布サイズが大きければ、その分寝転んだ際に体を支える接地面積、体が布と接触している面積が広くなります。
体と布が接触している面積が多ければ、体の一部分だけに負担をかけることなく体重分散されることで、宙に浮いたような寝心地を体験することができます
逆にハンモックの布サイズが狭い場合は、寝転んだ際に体を支える接地面積が体の背面だけとなり、体の側面をカバーすることができないため、うまく体重が分散されず体の一部に負荷がかかってしまうため、心地よい寝心地にならず転落の危険性も伴います。
ハンモックの生地(布)に適度な伸縮性がある
ハンモックの寝心地は体を支える布の素材も重要です。
ハンモックの布の素材には様々な種類があり、「コットン(綿)」や「ナイロン」、「メッシュ素材」などの様々です。
おすすめなのは体に合わせてうまく伸縮してくれるような素材で、「コットン(綿)」だと伸縮しすぎず適度な具合で心地よい寝心地を体験することができます。
また、合わせて確認しておきたいのは、体重の負荷がかかりやすい布に縫い付けられている「紐部分」です。
特に自立式ハンモックの場合は、この紐部分に体重の負荷が集中するために、継続して使用していくうちに切れてしまったりする危険性があります。
この紐部分はメーカーによって耐久性が大きく異なるため、長くハンモックを愛用していくためにも耐久性が高いハンモックを選んでおくことがおすすめです。
ハンモックスタンドの安定性が高い
心地よい寝心地を体験するためには、ハンモック自体の品質はもちろんハンモックに乗った時に「落下する心配がない」という安心感があるかどうかもとても大切なポイントとなります。
そういった安心感を支えているハンモックのパーツは「ハンモックスタンド」となります。
体重を支える土台となるハンモックスタンドがちょっとした揺れでもガタつかない安定したものであれば、心理的にも安心してハンモックに寝転ぶことができます。
ハンモックスタンドは大きく分けると「1本軸タイプ」と「2本軸タイプ」がありますが、安定性という点では「1本軸タイプ」がおすすめとなります。
室内用ハンモック購入前の注意点
室内用のハンモックを購入する前には注意しておいた方がよい点もありますので、事前に把握しておくことで購入後に後悔をしないためにも以下2点は押さえた上で購入をするのがおすすめです。
ハンモックのサイズは大きいことを理解する
ハンモックはなかなか店頭で展示をしているケースも少なく、ネットショップなどの写真を見て購入するケースがほとんどです。
自立式ハンモックは、想像しているよりもサイズが大きいと購入後に感じるケースも多く、しっかりとサイズを確認した上で購入をしないと、想定していた場所に設置できないなどのトラブルも発生します。
購入する際にはしっかりとサイズを確認した上で、事前に設置予定のスペースに置けるかの確認と、スペースの確保をしておくことをおすすめします。
正規の販売店での購入をしないと保証が受けられない
ネットショップの中には、メーカーと正規に販売契約を結んでいないショップでの販売が多く行われています。
いわゆる転売ヤーと呼ばれるような個人の販売も横行しているので注意が必要となります。
転売や個人の輸入販売も違法ではありませんが、正規ショップでの購入でない場合は、購入後にメーカーの正規保証が受けられないといったトラブルや、そもそも購入した商品がコピー商品や型番が違う品物が届いてしまったといったケースも存在しています。
正規ショップでの購入をしない場合は、誤商品の発送や保証を受けられない・返品ができないなどのトラブルに巻き込まれてしまう可能性があることを理解した上で購入することが必要です。
室内用ハンモックの定番!Vivere(ビブレ)ハンモック
Vivere(ビブレ)ダブルハンモック
室内用のハンモックとしてデザイン性・耐久性が評価され、多くの家庭で選ばれる定番のハンモック。
創業当初から寝心地にこだわった商品開発をしていることもあり、口コミでも圧倒的な寝心地の良さが評価されて世界各国でベストセラーを獲得している。
【おすすめポイント】
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