キャンプ場ではハンモックが禁止されている場合も
ハンモックに揺られてキャンプでリラックスしようと考えてハンモックを購入したとしても、購入したハンモックによっては使用できずに無駄になってしまうこともあります。
キャンプを充実させるためのハンモックが使用できないという残念な結果にならないよう、使用できない理由やキャンプに適しているハンモックを紹介します。
まずは把握しておきたいハンモックのタイプ
キャンプ場でハンモックを使用できない場合は、主にハンモックのタイプが「吊り下げ式」である場合が考えられます。
ハンモックのタイプには大きく分けて「吊り下げ式ハンモック」と「自立式ハンモック」の2タイプがあり、吊り下げ式のハンモックは、2本の木や柱にハンモックを引っ掛けて吊り下げて使用するタイプになります。
一方で自立式ハンモックはハンモックを吊り下げるための土台がセットとなっているため、場所を選ばずに使用することのできるタイプです。キャンプ場でハンモックを利用する場合は、キャンプする施設に合わせて適切にハンモックを選択する必要があります。
キャンプ場でハンモックを使用できないケース
キャンプでハンモックを使用できないケースとしては2パターン考えられます。そもそもキャンプ場のルールとして木にハンモックを吊り下げることを禁止している場合と、禁止はされていないが吊り下げるためのちょうど良い木や柱などの土台が必要になる場合です。
木や柱に吊り下げることが禁止されている
キャンプ場には周りに木や森などが多く、ハンモックを吊り下げることのできる場所も少なくないかもしれません。ただ注意が必要なのは、キャンプ場では木の保全を目的として木にハンモックを吊り下げること自体が禁止されていることもあります。周りにいくら吊り下げられそうな木や柱があったとしても、キャンプ場で禁止されている場合は吊り下げ式ハンモックは使用できないので注意しましょう。
吊り下げ式ハンモックで楽しみたいという方は、キャンプ場のHPや現地の注意書き、利用規約などをしっかりと確認した上で使用が問題ないキャンプ場を選ぶようにしてください。
吊り下げるためにちょうど良い木が2本無い
キャンプ場でハンモックの吊り下げが禁止されていない場合であっても、吊り下げるためにちょうど良い2本の木や柱が見つからないというケースもあります。吊り下げる為のちょうど良い場所がなければ、吊り下げ式のハンモックを楽しむことができません。
吊り下げる為のちょうど良い場所があったとしても、その場所は他のキャンパーにも人気の場所となるため、場所が確保できなければ毎回は楽しめない可能性もあります。
キャンプでハンモックをいつでも安心して使用するためには?
キャンプで安心してハンモックを利用するためには、「ハンモックを吊り下げることを禁止されていない施設を選ぶ」、「場所さえあれば設置できる自立式ハンモックを選ぶ」必要があります。
キャンプ地の自然の中で木に吊り下げられたハンモックで寝転ぶのもなんとも言えない体験となりますが、木や柱に吊り下げる吊り下げ式ハンモックは施設によってはいつでもハンモックを楽しめるわけではありません。せっかくのキャンプでいつでも安心してハンモックを利用することを考えている場合は、スペースさえあればどこにでも設置することができる自立式ハンモックを選ぶと安心です。
自立式ハンモックがキャンプに適している理由
自立式ハンモックは、ハンモックの生地(布)を吊り下げる為のハンモックスタンドが付属しているハンモックです。自立式ハンモックがキャンプに適しているといえる理由はいくつかありますので、それぞれ解説していきます。
設置場所を選ばず、どこにでも設置が可能
自立式ハンモックは、キャンプ場で吊り下げる木がなくても、キャンプ場で木に吊り下げることが禁止されていても気にせずに設置することができます。ハンモックスタンドを置けるスペースさえあれば、組み立ててハンモックの生地(布)を吊り下げるだけで設置場所を選ばずにどこにでも設置が可能です。
初めて行くキャンプ場でも利用規約などを気にすることがなく、自立式ハンモックを持ち込めば楽しむことができます。
設営も撤収も簡単で時短に
せっかくキャンプに行ったのであれば、できるだけ長くキャンプ場に滞在して楽しみたいですよね。自立式ハンモックであれば、組み立ても解体も簡単で設営や撤収時間を短縮することができます。吊り下げ式ハンモックであれば、吊り下げる為の場所を探して、木に吊り下げる為の金具やロープを準備するといった手間がかかりますが、そういった時間を短縮することができます。
自立式ハンモックもハンモックスタンドを組み立てる手間がかかりますが、慣れれば5分もかからず組み立てや解体をすることができます。
寝転ぶだけでなく椅子としても利用できる
自立式ハンモックは寝転ぶだけではなく、椅子としての利用方法もあります。吊り下げ式ハンモックと比べると、布を吊り下げる位置が低くなり、ハンモックスタンドの調整によって高さの微調整をすることができるため、座りやすい高さに調整することで椅子としても使用できます。
ハンモックを寝転ぶ為のアイテムとしてだけではなく、テーブルや焚き火を囲んで、椅子やソファのように使用すればよりキャンプを充実させることができるでしょう。
把握しておきたい自立式ハンモックのデメリット
ハンモックのメリットを紹介させていただきましたが、メリットだけではなくデメリットもしっかりと把握しておくことが必要です。
自身のキャンプスタイルに合ったハンモック選びをしておかないと後々に後悔する可能性もあります。
持ち運びの重量が重い
自立式ハンモックは金属製のハンモックスタンドが付属しているケースが多く、持ち運びの重量が吊り下げ式ハンモックと比較すると非常に重く感じてしまいます。
持ち運び用の専用バッグがついている商品も多いですが、商品によって7kg〜15kg程の重量となるので、キャンプギアをできるだけ絞って持ち運びを考えている方にとっては少々かさ張り扱いにくいアイテムとなってしまう可能性があります。
持ち運びのサイズが大きい
自立式ハンモックを持ち運ぶ際は、土台となるハンモックスタンドも持ち運ぶことが必要になります。仮にソロキャンプでバイクでキャンプ地まで移動することを考えている場合であれば、そもそも自立式ハンモックをバイクで持ち運べない可能性もあります。
車での移動であれば問題なく積み込めるサイズとなりますが、移動がバイクや公共交通機関を利用する場合などはサイズが大きく荷物になってしまいます。
高い位置にハンモックを設置することはできない
自立式ハンモックはハンモックスタンドに吊り下げるという特性上、ハンモックの生地(布)の位置の上限はそれほど高く設定することができません。
高く設定ができないという点は、落下などの事故が発生した際に怪我のリスクが提言できるというメリットがある一方で、高い位置で普段とは目線の違う位置で寝転ぶことを楽しみたいと考えている方にとってはイマイチ楽しめないという感想をもってしまうかもしれません。
ただ、特にお子さんがいるご家庭でのキャンプの場合は、子供がハンモックに乗る際に転倒したり、寝転んで揺られているうちに落下した場合でも怪我のリスクを低減することができるという点も踏まえどちらが良いか選ぶことが大切です。
自立式ハンモックをキャンプギアの1つに
自立式ハンモックは吊り下げ式ハンモックと比較すると、持ち運びに難はあったとしてもキャンプ場の環境や利用規約などに左右されずに持ち込めばいつでもハンモックを楽しむことができます。
近年キャンプブームで様々なキャンプギアが販売されていますが、いつでも楽しめて最高にリラックスして寝転ぶことのできる自立式ハンモックをキャンプギアに加えていただくことで、普段楽しんでいるキャンプがより一層楽しい時間となるでしょう。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。