いつの間にか寝てしまう、心地良いハンモック
南米や東南アジアなどではいまだに寝具として使用されている地域もあるハンモックですが、日本でも旅行先やアウトドア施設などで見かけることも多くなってきています。
実際に旅行先やお出かけした際の施設などで体験したことがある方はご存知かもしれませんが、ハンモックは寝転ぶとなんとも言えない心地よさがあり、いつの間にかうとうとして寝てしまいそうになるような気持ちよさがあります。
今回はそんなハンモックで寝転ぶとなぜ気持ちが良いのかを掘り下げて紹介していきます。
ハンモックで気持ち良く寝れる理由
ハンモックで気持ちよく寝れる理由としてはいくつか考えられるポイントがあります。
ハンモックの心地良い揺れ
ハンモックは生地(布)の両サイドを吊り下げて、体が宙に浮いた状態で寝転びます。
その結果体が宙に浮いた状態で、左右に揺られます。
この揺れが多くの人にとって心地良い揺れとなり、科学的に揺れが睡眠にとっても非常に有効ということも研究結果からわかっています。
この寝転びなから揺られるという体験はなかなか日常の中で体験する機会は少ないこともあり、ハンモックに寝転んだ際により気持ち良いと感じることになるでしょう。
この非日常を体験してもらうために、宿泊施設や娯楽施設などにも設置されることが増えてきています。
ハンモック生地に包まれて安心感がある寝心地
ハンモックにもいくつか種類がありますが、寝心地のよいハンモックの特徴として体全体を包み込むような大きく広いハンモック生地(布)を使用していることが挙げられます。
その大きく広いハンモック生地(布)を使用したハンモックに寝転んだ際には、体全体がハンモック生地で包み込まれて、とても安心感のある心地良い寝心地が体験できます。
その安心感と前述した揺れが合わさった時、なんとも言えない気持ちよさの寝心地となります。
揺れに関する研究とハンモックの関連性
スイスの研究者のよるとハンモックの揺れは「入眠を早くする効果」「より深く熟睡できる効果」が見込める可能性があることがわかっています。
実際に成人を対象に揺れたベッドと静止したベッドで、脳波を計測した研究があり、その結果をご紹介します。
揺れは入眠を早くする効果がある
スイスの大学の研究者の「眠りと揺れの関連性」についての検証では、揺れたベッドで寝る場合は眠りにつくまでの時間が短くなったという検証結果があるようです。
また揺られたベッドで眠った場合と、静止したベッドで眠った場合の脳波を計測したところ、一般的に最も脳が休まった状態の睡眠とされている「ノンレム睡眠」の脳波に達する時間は、揺られたベッドの方が6分ほど早い結果となったようです。
熟睡できる効果も高い
揺られたベッドで眠った場合と、静止したベッドで眠った場合を比較すると、熟睡度にも違いがあることが同じ検証のなかで判明しています。
脳が休まっているとされるノンレム睡眠の脳波が、揺れたベッドの場合は長い時間持続して夜中に目を覚ますことが少なかったようです。
この結果からも、寝具の「揺れ」は睡眠に効果があり、心地良い寝心地に繋がっていると考えられています。
睡眠障害への特効薬になり得る?
実は日本人の5人に1人の割合(20%)はなんらかの睡眠障害になっている可能性があるという厚生労働省の調査結果があります。
何かとストレスのかかる現代社会で、睡眠障害になってしまうとさらにストレスが溜まっていくという悪循環に陥ります。
現在日本でもハンモックを寝具として使用している方が増加しており、ハンモックに寝具を変えたことにより、不眠症の改善につながったという声も多くあります。
重度の睡眠障害の場合であれば、医療機関の利用も視野に入れる必要がありますが、軽度の場合であれば揺れる寝具となるハンモックが不眠症などの睡眠障害に対する特効薬になり得る可能性はゼロではないでしょう。
気持ちよく寝転ぶには”寝心地の良い”ハンモックを選ぶ事が最低条件
ハンモックは早く眠りにつくことの効果や、熟睡できる効果などが期待できることを紹介させていただきましたが、市販されているどのハンモックでも良いわけではありません。
期待する効果を得るためには少なくとも寝心地の良さを重視したハンモック選びも大切になります。
寝心地のよいハンモックにはいくつかの条件がありますので紹介していきます。
体全体を包み込む大きな布が使用されているか
まずハンモックの寝心地を左右するポイントとして、使用している布の「大きさ」と「素材」が挙げられます。
ハンモックは吊り下げた布の上に寝転ぶ事で全体重を支えてくれる仕組みになっていますが、その際に全身をすっぽりとを包み込むような大きな布が使われているかが大切で、大きな布が使用されている場合は体と接触している範囲が大きくなります。
接触している範囲が大きければどこか1箇所に体重の負荷がかかりすぎる事なく体重分散される効果が高まります。
またハンモックの布素材も大切で、市販されているハンモックの布素材は「コットン」「ナイロン」「メッシュ」など様々です。
直接肌に触れるハンモックの布素材は肌触りがよい「コットン」がおすすめで、寝転ぶと適度が伸縮性も相まって気持ちの良い寝心地を体験する事ができます。
寝転んだ時に安定感があるか
ハンモックの寝心地を左右するもう1つのポイントとして挙げられるのは、寝転んだ時の安定感です。
ハンモックは布に寝転んで無防備な状態になるからこそハンモックの布が切れてしまったり、土台となる柱やハンモックスタンドが壊れてしまわないような丈夫さが必要になります。
市販されている自立式ハンモックの場合、ハンモックスタンドは1本軸型と2本軸型の2種類があり、安定感を重視するのであれば1本軸型のハンモックスタンドを採用したものを選ぶ事がおすすめです。
一見すると2本軸型のハンモックスタンドの方が安定感があるように見えますが、ハンモックスタンド自体の重量や設計上どっしりとした安定感があり、寝転んだ時に気持ちよく安心感を感じるのは1本軸型のハンモックスタンドとなります。
気持ちがよい寝心地のハンモックを探すなら
日本で販売されているハンモックは年々増え続け、どのハンモックを選べば良いのかが分かりにくくなっている状況があります。
ハンモックは実店舗で販売されてることは少ないため、しっかりと購入しようと考えている商品の口コミを事前に確認することをおすすめしています。
購入するハンモックは今回ご紹介した寝心地の良いものを、口コミを確認しながら選ぶようにしてください。
ハンモックを販売する当店だからわかる、寝心地のよいハンモックを選ぶコツや、ハンモックを寝具として使用するコツなどを記載した記事もありますので、こちらもぜひ参考にしていただきながらハンモックライフを送っていただけますと幸いです。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。