室内に設置されることの多いハンモック
ハンモックはキャンプなどの屋外で使用されるイメージをされるかたも多い方思いますが、実は自宅などの室内で利用されている方も多いアイテムです。実際にハンモック購入者に聞いた購入後の利用想定シーンでは、78.3%の方が室内に設置して利用を考えているアイテムでもあります。
そんな室内で利用されることの多いハンモックですが、流通しているハンモックにはさまざまな種類のハンモックがあり、選ぶのも一苦労。今回は室内に設置するのにおすすめのハンモック、ハンモックのタイプや設置方法などをご紹介していきます。
ハンモックは一軒家やマンションなどの室内にも設置できる?
そもそもハンモックは屋外で寝具として使用されたのが始まりで、その後現代ではリゾート地やキャンプ地などでも利用されていたことから、アウトドアでの利用イメージが定着しました。ですが日本では広い庭や吊り下げるための木が庭にあるケースは少ないため、室内でも利用できるようなハンモックが定着しつつあります。
一軒家はもちろん、マンションやアパートにもスペースさえあれば手軽に設置できるというという利点があり、実際にハンモックの購入者に聞いた居住環境は、一軒家52.2%、マンションが26.1%、アパートが21.7%となっています。割合としては一軒家の方が多いですが、マンションやアパートなどでも利用されているケースも多く、集合住宅という括りで合算すると約半数の47.8%の方が利用していることがわかります。
室内に設置できるハンモックの種類は主に3種類
室内に設置できるハンモックの種類は主に「自立式ハンモック」「吊り下げ式ハンモック」「ハンモックチェア」の3種類があります。それぞれを特徴がありますので、室内に設置する上で自身の環境に合った適切なハンモックを選ぶことが大切になります。
自立式ハンモック
自立式ハンモックは日本の室内に設置するハンモックとしては、最もメジャーなタイプと言えるかもしれません。一軒家はもちろんですが、マンションやアパートタイプの室内にもスペースさえあれば場所を選ばずに設置することができるタイプとなります。
自立式ハンモックはハンモックを吊り下げることのできる専用のハンモックスタンドが付属したタイプです。自立式ハンモックの場合は、ハンモックの布をかけることができるスタンド(土台)がセットになっていて組み立てが簡単であることと、室内だけではなく収納して屋外に持ち運んで使用できる汎用性の高さも人気の理由となっています。
自立式ハンモックは近年日本でもおうち時間の増加もあったため、自宅などの室内での利用も広がっています。簡単な組み立てで、スペースさえあれば室内のどこにでも設置や移動することができるためとても使用しやすいハンモックといえます。
吊り下げ式ハンモック
吊り下げ式ハンモックは吊り下げるためのスタンドが付属していないタイプのハンモックです。室内に設置するためには、柱や梁に吊り下げ用の金具を事前に準備しておくことが必要となるため、賃貸物件などでは扱いにくいタイプのハンモックとなります。
吊り下げ式ハンモックを室内で利用する場合は、自身で吊り下げるための土台を用意するか、室内に元々ある安全に吊り下げられる支柱などが必要になります。吊り下げるための柱や梁がある一軒家や、自宅の庭に木があるご家庭で使用されることの多いハンモックですが、日本のようなマンションやアパートなどの集合住宅では扱いにくい種類のハンモックでもあります。一般的には室内ではなく屋外で使用されることの多いハンモックのタイプと言えます。
ハンモックチェア
ハンモックチェアは座ることに特化しているため、寝そべることはできませんが3つのタイプの中で最も省スペースで設置が可能です。室内に設置する方法は、自立式ハンモックのようなスタンドが付属した商品を購入するか、吊り下げるための金具を天井に準備しておくことが必要となります。
ハンモックチェアの最大の魅力は室内で幅とらずにコンパクトに設置できるという点です。ハンモックと比較すると横幅を取らずに設置できるため、アパートやマンションなどの室内空間でも、スペースが少しあれば設置することができます。主に流通しているのは1人用のものとなっているため、2人一緒に座りたいといった希望がある場合は幅の広いハンモックを選んだ方が良いでしょう。
ハンモックチェアは横幅はコンパクトに設置することができますが、吊り下げる必要があるため専用のスタンドを利用する場合も比較的高さは必要になり、自身で設置場所を用意する場合も、天井や天井に近い柱などから吊り下げるため高さのスペースは大きく必要になります。
室内への設置方法
それぞれのタイプのメリットとデメリットを確認したところで、次は室内に設置する際の方法を紹介していきます。商品によって設置方法は微妙に異なるため、厳密にはハンモックを購入した店舗への確認をするのが確実ですが、今回はスタンダードな設置方法を紹介していきます。
自立式ハンモックの室内への設置方法
自立式ハンモックの設置方法は非常にシンプルです。女性でも簡単に組み立てることができ、時間も10分もかからずに組み立て、設置ができます。商品によっては工具などを使用することなく、付属している部品で完成させることができます。
手順2.組み立たハンモックスタンドにハンモックの生地(布)をセッティングする
吊り下げ式ハンモックの室内への設置方法
吊り下げ式ハンモックを室内に設置する場合は、吊り下げるための事前準備が必要となります。場合によっては設置業者を探して下準備してもらうことも検討してください。
手順2.ハンモックの生地(布)に必要に応じて吊り下げ用の延長ロープをつなげておく
手順3.設置場所(柱や壁)に実際に吊り下げるハンモックを仮設置して高さやたわみ具合を確認する
手順4.支柱にドリルなどで穴を開けて、金具(フック)を取り付ける
手順5.設置した金具(フック)にハンモックの生地(布)を取り付けて完成!
ハンモックチェアの室内への設置方法
ハンモックチェアの設置は、購入する商品によって異なります。ハンモックスタンドが付属している商品の場合であれば、「自立式ハンモック」と同様の組み立方法となるためそちらをご確認ください。ハンモックスタンドが付属していない場合は、吊り下げ式ハンモック同様設置するための下準備が必要となります。今回は吊り下げるための柱(梁)がある前提で手順を説明します。
手順2.設置場所の柱(梁)にロープを括り付ける前にタオルなどを巻き付けておく
手順3.巻き付けたタオルにハンモックチェアのロープをしっかりと固定する
手順4.固定したロープの先の金具(フック)にハンモックチェアを取り付けて完成!
ハンモックを室内に設置する際の注意点
自身で購入するにしても、プレゼントをするにしても、室内に設置するハンモックは選び方を間違えてしまうと使用されず邪魔なアイテムとなってしまう可能性があります。室内設置のハンモックの選び方にはポイントがあり、そのポイントをしっかりと抑えることが購入後の満足にもつながります。
設置場所にあったハンモックを選ぶ
ハンモックの種類には前述したように自立式ハンモックと吊り下げ式ハンモックがあり、日本の室内の居住環境に適しているのは自立式ハンモックとなります。吊り下げ式ハンモックは室内への設置のための準備や、室内環境によっては設置できない可能性もあるため、設置場所の制限のない自立式ハンモックがおすすめとなります。
吊り下げ式ハンモックを選ぶ場合は、ハンモックを吊るして寝転んだ際に体重を支えるだけの丈夫な柱や梁が必要となり、場合によっては専門の施工業者にハンモックを吊り下げるための工事をしてもらう必要があるため注意が必要です。
寝心地の良いハンモックを選ぶ
ハンモックをせっかく購入してもハンモックが使用されないというケースもあります。ハンモックは比較的サイズが大きいアイテムとなるため、仮に購入後に使用されずに室内に設置されていた場合、室内に大きな邪魔なものとなってしまいます。使用されなくなってしまう理由のほとんどは、寝心地が悪いことが起因しています。
寝心地の良いハンモックであれば、自然とハンモックに足を運んで寝転んでしまうほどに居心地が良い場所となりますが、寝心地が悪いハンモックはいつの間にか邪魔に感じて荷物置き場のようになってしまいます。購入するハンモックやプレゼントするハンモックは、是非長く愛用できる寝心地の良いものを選ぶことを意識してください。
安全性の高いハンモックを選ぶ
ハンモックは構造上、宙に吊り下げた生地(布)の上で寝転びます。そのため、リスクとしてハンモックから落下してしまったり、乗り降りする際に転んでしまったりすることが想定されます。特に小さなお子さんやお孫さんがハンモックに乗る際には、ハンモックに乗って楽しんでいる際に、思いもしない動きをして誤って落下して怪我をしてしまう可能性も捨てきれません。購入する際には、安全性が高く、乗り降りもしやすい1本軸のハンモックスタンドを使用しているハンモックを選ぶことがおすすめです。
また、ハンモックは何kgまでの体重に耐えられるかという「耐荷重」という指標が用いられており、商品によって耐荷重の記載があると思いますので、安全性を重視するのであれば300kg以上の耐荷重記載があるハンモックを選んでおくと安心です。
室内に設置するハンモックのおすすめは?
ここまでハンモックのタイプごとのメリット・デメリット、設置方法を紹介させていただきました。室内に設置するという条件でいうと「設置が簡単」「設置場所を選ばない」点を重視してハンモックスタンドが付属した”自立式ハンモック”or”自立式のハンモックチェア”がおすすめとなります。ゆったりと寝そべりたいのであれば自立式ハンモック、寝転ばずに座って揺られたいということであればハンモックチェアという形で目的に応じて選ぶのがおすすめです。
いずれかのタイプを選ぶ場合でも、購入前には室内の設置スペースを確保して設置することができるかどうかをチェックしておくことが大切となります。
自立式ハンモックのおすすめ
室内で常にハンモックを設置しておき、都度組み立てたり収納したりせずに使用したい場合は、「ハンモックスタンドが1本軸」ものがおすすめです。1本軸のハンモックは重量感があり寝転んだ時の安定感があるハンモックで、寝ている最中に落下の心配を感じさせずにリラックスすることができます。
ハンモックスタンドが安定しやすい1本軸タイプのハンモックであれば、寝転んだ際にしっかりと体を預けることができ、落下の心配も少ないためリラックスしてハンモックで揺られることができます。
おすすめハンモック:Vivere(ビブレ)ダブルハンモック
世界各国でベストセラーを獲得している定番の自立式ハンモック。寝心地に徹底的にこだわった商品開発をしており、耐久性も兼ね備えたハンモック
【おすすめポイント】
Vivere(ビブレ)ダブルハンモック
自立式ハンモックの定番、世界中でベストセラーを獲得している圧倒的な寝心地が特徴のハンモック
リラックスする時にだけハンモックを組み立てて、室内のスペースを有効活用したいという方は「ハンモックスタンドが2本軸」のものがおすすめです。
2本軸タイプのハンモックは、組み立て・収納の際の部品の抜き差し作業が少なかったり、折りたたんで壁にたてかけておけたりするため、収納を重視する場合は便利なハンモックになります。
おすすめハンモック:ゆらふわモック ノーマルタイプ
組み立てが簡単で、収納も折り畳んで壁に立てかけられるハンモック
【おすすめポイント】
ハンモックチェアのおすすめ
ハンモックチェアは室内に「吊り下げる支柱があるかないか」でおすすめが変わります。
室内に吊り下げるための柱などがない場合は、吊り下げるスタンドが付属している商品を選ぶことがおすすめです。ハンモックチェアだけの用途ではなく、ハンモック、ハンガーラックといった多用途で使用できる3WAYハンモックも人気で様々なメーカーから販売されています。
おすすめハンモック:revir of river(レビールオブリバー)
ハンモックチェアだけではなく、ハンモック、ハンガーラックとしても使用できるのも魅力。
【おすすめポイント】
室内に吊り下げる為の柱や梁がある場合は、ハンモックスタンドが付属していないハンモックを選ぶことができます。
おすすめハンモック:Vivere(ビブレ)ハンモックチェア
Vivere(ビブレ)がこだわるハンモックの寝心地をハンモックチェアでも楽しめる。
【おすすめポイント】
Vivere(ビブレ)ハンモックチェア
一度使うとその寝心地の良さに、眠くないのに寝てしまう...気持ちよさに体が反応するハンモックチェア
ハンモックを自宅などの室内用として購入する決め手は?
ハンモックを室内用としてに購入する決め手は様々ですが、寄せられる口コミからみえる代表的な決め手を紹介させていただきます。
自宅などの室内にゆったりとできる空間を作るため
ハンモックは選ぶ商品さえ間違えなければ、ゆったりとリラックスすることのできるアイテムになります。ここ最近は外出自粛の動きもだいぶなくなり活気が戻ってきましたが、流行り病で変化した働き方の変化の影響などもあり自宅などの室内で過ごす割合が以前と比較すると増えた方もいるでしょう。安心できる室内の居住空間をより充実したものにするためにハンモックを購入し、ゆったりと寝そべって昼寝をしたり、音楽を聴きながら座って読書をするなどリラックス空間を作りたいという方に興味を持っていただいて購入いただくケースも多くあります。
また仕事の合間に室内で質の高い休憩をとることで、その後の業務の集中力や効率もあがるといった効果を期待して室内に設置するというビジネスマンも増えています。
子供や孫の喜ぶ顔を見るため
購入者様の中には子供や孫の喜ぶ顔が見たいからハンモックを購入したという方も少なくありません。ハンモックは子供心をくすぐるなんともいえない魅力があり、子供が複数人いるご家庭では子供同士で奪い合いになってしまうほどです。
お子さんやお孫さんがいるご家庭では、子供や孫の喜ぶ姿や笑顔を見るのはとても幸せなことで、喜ぶ顔を見るためのアイテムとして室内用にハンモックを購入いただき、実際に喜んでもらえたといった声も多く寄せられます。
引っ越しのタイミング
自宅用に購入する決め手として多いのは引越しのタイミングです。元々ハンモックに憧れを持っており、念願のマイホームの完成や新居への引越しの際に家具として購入いただくケースが多くあります。
現在の室内環境にはサイズの大きなハンモックを設置することができないけれども、新居にスペースがあったり、バルコニーや庭のスペースがあるためそこに設置したいといったケースが多くあります。
新居祝い・引っ越し祝いなどのプレゼントとして
ハンモックは自身で購入する以外にも、新居祝いや引越し祝いのプレゼントとして購入されるケースも多くあります。ハンモックは室内に必ずないと困るアイテムということではないため、人によっては購入に迷ってしまう方も一定数いらっしゃいますが、いざプレゼントとして届けると非常に喜んでもらうことのできるアイテムとなります。
プレゼントとして贈る場合は大きな荷物となるため、あらかじめ大きな荷物が届くことやハンモックを設置するスペースがあるかどうかを確認しておくと丁寧です。
ハンモックを自宅空間の憩いの場所に
ハンモックは室内に設置することで安心してくつろげる憩い空間にしてくれるアイテムとなります。ただ設置方法を間違えてしまうと予期せぬ落下事故などで怪我してしまうリスクもありますので、室内への設置には十分注意した上で、ハンモックの知見が十分にある販売店から購入することも重要です。
しっかりと設置方法や使用方法を守った上で室内空間でハンモックに揺られ、ハンモックライフを堪能してください。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。