ハンモックとハンモックチェアについて
日本は欧米と比較すると広い国土面積があり、自宅に庭がある生活をする方も少なくありません。一方日本は人口密度も高く、特に都市部に住む方はマンションに住む方も多く、都市部になればなるほど自宅に庭があるというご家庭の方が少ないかと思います。
そんな日本でもハンモックの流通は増え続けており、日本の生活様式に合わせて形を変えてハンモックチェアというアイテムの流通も増えています。そもそもハンモックとハンモックチェアは何が違うのか、それぞれの特徴と合わせて紹介させていただきます。
ハンモックとハンモックチェアの違い
まず前提としてお伝えしておくこととして、「ハンモック」と「ハンモックチェア」はどちらも、揺られてリラックスするためのアイテムとなります。
これからそれぞれの特徴を解説していきますが、明確に違いがあるとするとハンモックは「寝転んでリラックスする」、ハンモックチェアは「座ってリラックスする」というように明確に利用方法に違いがあります。利用する体勢こそ違いますが、どちらもハンモックの揺れでリラックスするアイテムとなりますので、揺れがどのような効果をもたらすのかが気になる方は、別の記事でも詳しく解説していますのでご確認ください。
ハンモックの特徴
ハンモックはハンモックスタンドが付属した「自立式」と自身で吊り下げる場所を準備する「吊り下げ式」の2つの種類に大別されています。居住スペースに限りがあり、ベランダや庭のスペースが限られ、設置も簡単なことから日本では主に「自立式」のハンモックの需要が高く人気があります。
寝転ぶことができる
ハンモックとハンモックチェアの最大の違いは、横にゆったりと寝転べることができるという点です。もちろんハンモックに座ったり腰掛けたりすることもできるのですが、違いを明確に分けるとするのであれば、「寝転ぶこと」を目的にしているか、「座ること」を目的にしているかの違いがあります。
寝転んだ際の寝心地は満足度にも大きく影響するため、ハンモックを選ぶ際には「寝心地の良さ」を重点に選ぶことが大切です。
複数人でも楽しむことができる
ハンモックは複数人でも楽しむことができます。ハンモックチェアを使用できる人数は主に1人なのに対し、ハンモックは横幅も広く、耐荷重も200kg以上のしっかり体重を支えることのできるものも多いため、大人が同時に2人乗っても問題なく楽しめます。家族や恋人と一緒に楽しむことができるのはハンモックの強みでしょう。
ハンモックは耐荷重という指標で耐久性を比較することが可能になりますが、複数人で楽しむ場合は耐荷重「300kg」以上の想定よりも余裕を持ったハンモックを選ぶことがおすすめです。
室内でも屋外でも使用することができる
ハンモックはキャンプなどのアウトドアシーンに持ち運んだり、自宅に置いたりすることができるため、利用用途が多岐に渡ります。
キャンプなどのアウトドアシーンでは持ち込んで自然の中で横になってリラックスすることができ、自宅ではちょっとした気晴らしに寝転んだり、ハンモックを寝具やソファ代わりに使用することもできます。購入する方の目的に応じて、柔軟に利用することができるいうのもハンモックの強みと言えるでしょう。
1つのハンモックを室内でも屋外でも使用したいという場合は、持ち運びの際の重量や収納のしやすさなどを加味してハンモック選びをすることがおすすめです。
ハンモックチェアの特徴
ハンモックチェアはハンモックと違い基本的には「1人で座る」ことに特化しているアイテムとなります。ハンモックチェアにもハンモック同様、専用のスタンドが付属したタイプと、自身で吊り下げ場所を用意する必要のあるハンモックチェアが存在します。
コンパクトに室内に設置できる
一方でハンモックチェアのメリットは、自宅などの室内にコンパクトに設置できるという点が大きな特徴となります。ハンモックと比較すると横幅を取らずに設置できるため、アパートやマンションなどの自宅でもスペースが少しあれば設置することができます。2人一緒に座れるハンモックチェアも販売されていますが、主に流通しているのは1人用のものとなります。
横幅はコンパクトに設置することができますが、ハンモックチェアは吊り下げる必要があるため、専用のスタンドを利用する場合も比較的高さは必要になり、自身で設置場所を用意する場合も、天井や天井に近い柱などから吊り下げるため高さのスペースは大きく必要になります。
様々な種類(タイプ)がありインテリアとしても活躍
ハンモックチェアには厳密にいうとハンギングチェアというものや、テントタイプのハンモックチェアなど、様々な種類が流通しています。
カラーバリエーションはもちろん、ハンモックチェアの形状が異なるアイテムが多く流通しているため、その種類の豊富さが部屋のイメージやインテリアに合わせてイメージに合うハンモックチェアを選べるという楽しさもあります。
読書やパソコン仕事などもし易い
ハンモックチェアは座ることに特化したアイテムとなるため、読書やパソコン仕事などもし易いことが挙げられます。自宅に置いて読書スペースとして利用される方も多く、心地良い揺れの中で読書を楽しむことができます。
近年ではビジネスシーンでもオフィスのフリースペースに設置する企業も増えており、リラックスしながらパソコン仕事もするビジネスマンの姿も見かけるようになりました。
ハンモック・ハンモックチェアを比較した際のデメリットは?
ハンモック、ハンモックチェアのそれぞれの特徴をご紹介させていただきましたが、それぞれ比較した際のデメリットも事前に確認しておくことで購入後の後悔を減らすことができます。比較した際のデメリットもしっかりと把握した上で、どちらを購入するかを判断していただくことをおすすめします。
ハンモックのデメリット
ハンモックチェアと比較した際に一番のデメリットとして考えられるのは「サイズが大きい」点です。ハンモックはメーカーにもよりますが、設置スペースは約3m×1.5m程のスペースが必要になります。
特に室内に設置する場合は、事前にハンモックを置くスペースを確保した上で購入をしないと、せっかく購入したハンモックが設置できないというトラブルにつながる可能性もあります。
ハンモックでも多少コンパクトなサイズのハンモックも販売されていますが、コンパクトサイズの商品はハンモックの醍醐味でもある「寝心地」の満足度が低い可能性も高くなるため、ハンモックの寝心地を堪能したいという方はサイズの大きいハンモックを購入しておくことが無難な選択となります。
ハンモックチェアのデメリット
ハンモックと比較した際の一番のデメリットは、「寝転べない」点が挙げられるでしょう。座ることのみの目的で購入したとしても、ふとした時に寝転びたいと思ってもハンモックチェアの場合は寝転ぶことはできません。
ハンモックであれば寝転ぶことはもちろん、ソファのように座ることもできますが、ハンモックチェアでは寝転ぶことができないため、明確に座るだけの目的で購入する場合を除きデメリットと感じる可能性はあります。座ることがメインだとしても、時々寝転びたいと考えている方は、サイズは大きくなってしまいますがハンモックを選んでおくと後々後悔をせずに済むかもしれません。
3wayハンモックという第3の選択肢も
日本では3wayハンモックという新たなハンモックも人気となっています。3wayハンモックは土台となるハンモックスタンドを変形させることで、ハンモックとして使用をしたり、ハンモックチェアとして使用したりと気分によって使い分けることができるアイテムです。
変更したハンモックスタンドの形状に合わせてハンモックの布も都度セッティングし直す必要がありますが、その手間が苦でない方は3wayハンモックも1つの選択肢として検討するもの良いでしょう。
自宅にあったハンモックを選びゆとりのある暮らしを
今回はハンモックとハンモックチェアそれぞれの特徴について紹介させていただきました。それぞれ違った特徴を持つアイテムではありますが、どちらも揺られてリラックスすることができる優れたアイテムとなります。是非自身の利用シーンに合わせて購入し、ゆとりのある生活空間をお作りください。
カナダに本社を置くVivere(ビブレ)社では、寝心地にこだわった自立式ハンモックに加え、ハンモックチェアも販売しています。
ハンモックチェアは「日常がリゾートに変わる」をテーマに製品開発されており、豊富なカラーバリエーションと絶妙なしなりを生む独自製法の生地が特徴の製品となります。
全米No.1ハンモックブランドが手がけるこだわりもハンモックチェアもぜひお楽しみください。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。