ハンモック泊のススメ
休日に家族やソロキャンプを楽しむ方も多いキャンプですが、キャンプ通になるとハンモック泊にチャレンジしてみたいという方も多くいます。
キャンプでハンモック泊をすることには様々なメリットもあり、キャンプで自然が周りにある中で揺られながら快適な時間を過ごすことができます。その他ハンモックを持ち込みキャンプで使用することのメリットを紹介していきます。
ハンモックをキャンプで使用するメリット
キャンプでハンモックを利用することのメリットは多数あり、それぞれを紹介していきます。選ぶハンモックによっても変わってくるのでその点は注意が必要です。
独特の浮遊感を味わうことができる
ハンモックの大きな魅力はゆらゆらと揺れる独特な浮遊感の寝心地です。
地面から離れた状態で吊り下げられるため、宙に浮いたような独特の浮遊感を感じながらリラックスすることができ、夜に寝具として使用することももちろん、日中にリラックスする時の椅子としても使用することができる便利なアイテムとなります。
設営が簡単
ハンモックはタイプにもよりますが、テントよりも簡単に設営をすることができるのも魅力の1つです。
テントの設営の場合は使用しなければいけない道具や部品も多く時間がかかることもありますが、ハンモックであれば短時間で設営ができたり、撤収の際も短時間で帰り支度ができるメリットがあります。
また、撤収の際に地面の土がつかないのも撤収時のメリットとなります。
地面からの虫の侵入を防ぎやすい
ハンモックは布を吊り下げて宙に浮いた状態で寝転ぶことになります。そのため、地面からの距離がありキャンプでありがちな虫の侵入などを防げるという点がメリットになります。
キャンプは好きだけど虫は苦手。。。という方にとっては嬉しいメリットになりますね。
地面の状態が悪くても利用できる
キャンプはコンクリートなどで舗装されている環境ではなく、自然の中で楽しむのが魅力ですが、一方で天気の影響も受けやすいのも事実です。
当日晴れていたとしても、前日までの雨で地面がぬかるんでしまっていたり、場所によっては地面に傾斜がついていることも珍しくはありません。
ハンモックであればそんな地面の状況に関係なく利用することができます。
荷物が少なくて済む
ハンモックのタイプにもよりますが、ハンモック泊で吊り下げ式ハンモックを利用する場合はテントよりも持ち運ぶ荷物の量を減らせるという点もメリットです。
ハンモックの布の素材次第では数百グラムでコンパクトに持ち運ぶこともできるので、特にソロキャンプなどできるだけ荷物を減らしたい方にとっては嬉しいアイテムになります。
涼しくて快適
ハンモックは宙に浮いた状態で寝転ぶため、寝転んだ時に背中側に風の通り道ができます。そのため夏でも蒸れることなく涼しく快適に過ごすことができます。
夏はテントで寝苦しさがある場合でも、ハンモックを寝具として使用することで寝苦しさを感じずにぐっすり熟睡ができるかもしれません。
椅子としても利用ができる
ハンモックは寝転ぶだけではなく、キャンプで使用するための椅子としても利用することができるという利点があります。
布の幅が広いハンモックであれば背もたれがあるソファのような座り心地をキャンプで体験することができ、ちょっとしたリラックスタイムや座ってのんびりするにも適しているアイテムになります。
キャンプで利用する場合のデメリット
ハンモックはメリットだけではなく、キャンプで利用する際はデメリットももちろんあります。デメリットも把握した上で利用することを考えることも大切になります。
タイプによっては木がないと設置できない
ハンモックにはいくつかのタイプがあり、選ぶタイプによってはキャンプ場にハンモックを吊り下げる木や柱がないと設置ができないこともあります。
キャンプで常にハンモックを楽しみたい場合は選ぶハンモックのタイプを見極めることが大切です。
ハンモックのタイプについては後述しますので選ぶ参考にしてみてください。
冬はちょっと寒い
ハンモックは夏は快適な寝具になりますが、冬は通気性が寒さにつながります。
人によっては冬のキャンプに楽しさを感じる方もいますが、冬にハンモックを使用する場合は防寒対策や夜眠る際は寝袋とセットで寝転ぶ必要があるなど工夫が必要です。
ファミリーで使用しにくい
家族でキャンプをする場合は、ハンモックを寝具にする場合であれば1つのハンモックで一緒に眠るのは快適に眠れるとは言いにくく、1人1つハンモックを用意する必要があります。
ハンモックを椅子がわりにしたりする目的であれば1つハンモックがあればとても楽しめますが、夜快適に眠るという点においてはハンモック1つだけだと心許なさがあります。
ハンモックは大きく分けて2種類
ハンモックには大きく分けて2種類あり、「吊り下げ式ハンモック」と「自立式ハンモック」に分かれます。
それぞれどのような特徴があるかも紹介していきます。
吊り下げ式ハンモック
吊り下げ式ハンモックはその名の通り木や柱に吊り下げるタイプのハンモックとなっており、一般的にイメージされやすいのがこちらのタイプなります。
吊り下げ式ハンモックはキャンプ場に木や柱がない場合は使用がそもそもできないという点がデメリットになります。荷物としては少なく持ち運びが簡単で少ない荷物にできるという点はメリットですが、キャンプ場によってはせっかく持ち運んだハンモックを利用できないということも考えられます。
自立式ハンモック
自立式ハンモックは、ハンモックの布を吊り下げるための土台となるハンモックスタンドが付属した商品で、アウトドアだけではなく室内も使用することができるタイプのハンモックです。
自立式ハンモックは、キャンプ場に木や柱がない場合でも設置するスペースさえあれば確実にハンモックを設置して使用することができるという点がメリットです。
一方でハンモックの布だけではなく、土台となるハンモックスタンドも持ち運ぶ必要があるため、持ち運びの荷物が重くなったり、荷物がかさばる点はデメリットになります。
ハンモックの布素材選びも大切
キャンプでハンモックを利用する場合は、ハンモックの布の素材選びも大切になります。
選ぶ素材によって涼しさや持ち運びの重量が異なるので目的に合わせた布選びを心がけてください。
コットン(綿)
コットン(綿)は丈夫で耐久性に優れている素材となっており、他の素材と比較すると燃えにくい素材のためハンモックの付近で焚き火をする頻度が高い人にとっておすすめできます。また通気性も優れており湿気を吸収しやすいため、寝ている時に汗をかいても蒸れにくく寝具として使用する際にも適している素材です。
ハンモックでは多く利用されている素材でもあり、寝転んだ時に適度な伸縮性で寝心地がよく、肌触りも良いのが特徴です。
一方でデメリットは雨に弱いことと、他の素材と比較すると重量が重いことが挙げられます。
パラシュートシルク
パラシュートシルク素材は、軽くて小さく畳めるのが特徴で、肌触りもサラサラしています。パラシュートでも使用されるように耐久性の高さも特徴として挙げられます。
一方で雨に濡れてしまうと、意外と乾かすのが大変なので雨に濡れないように管理しながら使うことが必要になります。
ハマクテック
ハクマテックはアウトドア製品のために開発された化学繊維で、紫外線にも強くハンモックの劣化を防ぎやすいのが特徴です。また耐水性も高く、速乾性も高いためキャンプシーンには適していて持ち運びの重量も軽いのがメリットになります。
一方でハンモックの醍醐味である寝心地という観点では、コットンと比較すると肌触りや寝心地が劣るという点がデメリットに感じてしまうでしょう。
選ぶハンモックによっては室内で普段使いも
ハンモックは選ぶハンモックによって、特徴が大きく変わってしまうアイテムとなります。自身のキャンプスタイルにあったハンモック選びをしていただくことが大切になりますが、適切なハンモックを選ぶことができればキャンプに欠かせないキャンプギアの1つになります。
キャンプで活躍するのはもちろん、選ぶハンモックのタイプによっては普段の自宅での生活のなかで家具としても利用することができるため、屋外屋内問わずに楽しめるハンモックをぜひ選んでハンモックライフを満喫してみてください🎵
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。