ハンモックって昼寝で使うもの?
ハンモックというと屋外で気軽に寝転んで昼寝のような短時間で使用するイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は国によっては今でも日常の睡眠として寝具として使用されている優秀なアイテムとなります。
日本でもベッドや布団ではなく、ハンモックで眠るという方も増えてきていますので、今回はアウトドアシーンでの利用をイメージされがちなハンモックの寝具として優秀なポイントや本当に寝具として使用できるのかという点を解説していきたいと思います。
ハンモックでしっかり寝ることはできるの?
そもそもハンモックでしっかり眠ることができるの?と思う方もいるかもしれませんが、ハンモック選びを間違えなければ昼寝などの短時間睡眠だけではなく、長時間の睡眠にも適しています。
実際に筆者も数年前からハンモックで睡眠をとっていますので、ハンモックを寝具として使用した際の感想を交えて紹介させていただきます。
実は睡眠をとるのに適しているハンモックの効果
そもそもハンモックの起源は寝具として利用されるようになったのが始まりで、今でも一部地域ではハンモックを寝具として利用している国があるほどに睡眠をとることに適しているアイテムでもあります。
朝までぐっすり熟睡できる
ハンモックで寝ていると、「途中で起きてしまって熟睡できないのではないか」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
実は筆者もハンモックを寝具として使用する前は、「熟睡はできない」というイメージが強かったのですが、いざ寝具として使用してみるとそんなことはありませんでした。
私の場合はむしろベッドで寝ていた頃よりも、途中で起きる回数は圧倒的に少なくなった上に、朝までぐっすり熟睡できるようになりました。
冬の時期も私はハンモックに毛布を敷き、羽毛布団をかけて寝ていますが、布団がハンモックから落ちてしまう時だけは寒さに負けて途中で目が覚めてしまうことはあります。笑
※羽毛布団にくるまって、ハンモックの布から布団が出ていない状態を作れていれば布団が落ちてしまう心配は軽減します。
寝つきも早く、寝起きもスッキリ起きられる
ハンモックは、眠りにつくまでの入眠時間も短く、朝起きる際の寝起きもスッキリと起きることができます。
眠りたいのに寝付けないという経験をされたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と心理的なストレスがかかるもので早く眠りにつけるというのはそれだけでも価値が高いことでもあります。
また、私自身はハンモックに寝具を変えてからは朝スッキリと起きることができるため、2度寝をする回数も減り朝に活動するという習慣も身につけることができました。
ハンモックユーザーから寄せられる口コミを紹介
実際にハンモックを購入したハンモックユーザーからも熟睡についてのコメントをいただくことがあります。
実際に寄せられた熟睡に関しての口コミを紹介させていただきます。
購入して正解でした。商品が到着してからちょうど1週間経ちました。 ベッドや布団を使う代わりにハンモックで寝る生活を目指して購入しましたが、大正解です。 ハンモックで朝まで寝ると腰を痛めるという話を聞いたことがありますが、全くそんな兆候はないです。 むしろ寝つきが良くなり、熟睡できて、朝スッキリ起きられます。
購入者様
最高です!
ペントハウスに何か素敵なインテリアをと思い探していたところ、こちらの商品に出会いました。 評価が高く、高品質そうだったので、思いきって購入して大正解でした! 組み立ても簡単で、大きさ、丈夫さ、美しさ(サルサを購入)も完璧で、寝心地もよくお昼寝すると、夕方まで起きられません(目覚まし必須)
お泊まりに来たお友達にも寝具として寝てもらいましたが、熟睡できたと話していました。 初めてのハンモックですが、家族みんな大満足です!置場所さえあれば、お友達にも勧めています!
40代 女性購入者様
満足
組み立ても簡単で、吹き抜けのリビングに置いています。昼寝にはもちろん購入後毎日、夜の睡眠もこのハンモックで熟睡しています。背中にマットレスがないため、涼しく、寝返りする必要もないため、睡眠が深い感じがします。寝入りに少し揺らすと心地よくあっという間に入眠できます。庭に出すのがもったいなく今のところずっとリビングに鎮座しています。
60代 男性購入者様
文句無し
大きい!どっしり!
読書のために買いましたが、夫はベッド代わりに熟睡しています。
40代 女性購入者様
ハンモックが熟睡できる理由
それではなぜハンモックは寝つきもよく、熟睡できるのか?
まだまだ研究データも少なく、科学的な証明にはならないかもしれませんが、考えられる理由を説明していきます。
適度な揺れが早い寝つきを促してくれている?
ハンモックは体が宙に宙に吊り下げられた状態で寝転んでいるため、適度に心地よい揺れを生んでくれるアイテムとなります。
ある大学の研究でも、適度な揺れが入眠時間を短縮してくれるという結果が出ています。
研究では、眠りと揺れの関連性について検証しており、揺れたベッドでは眠りにつくまでの時間が短くなったそうです。
実際に脳波も測定しており、脳が休まる睡眠の指標となるノンレム睡眠の脳波に達するまでにかかった時間は10分程と、静止したベッドよりも6分ほど早かったそうです。
ハンモックでの検証ではありませんが、揺れが早い寝つきを促してくれるという結果から見ても、ハンモックでも同様の効果が期待できる可能性があります。
体に負荷がかからないから寝返りも少なくなる
ハンモックは乗っている際は体重をうまく分散してくれる寝具でもあります。
高級なマットレスは特定の箇所のみに負荷がかからないように体重を分散させる効果がありますが、ハンモックにも同じように体重分散させる効果が期待できます。
ハンモックのタイプにもよりますが、ハンモックは乗った際に背中や腰の背面だけではなく、腕や太ももなどの側面を包み込んでくれるため、背面だけでなく側面へ体重を逃すことができ、体重を分散させることができていると考えられます。
寝返りは本能的に負荷がかかってしまっている部位の負担を軽減させるための行動でもあるのですが、負荷がかかりにくいハンモックは必然的に寝返りを打つ回数も減少します。
体重分散→寝返りが少なくなる→途中で目覚めるきっかけが減少するという流れでしっかりと熟睡することが可能になります。
日本人の20%は睡眠障害!?
私自身も以前仕事のストレスや負担から、不眠症に陥って悩んでいた時期があるのですが、実は5人に1人(20%)は何かしらの睡眠障害を抱えているという厚生労働省のデータもあります。
現代のストレス社会を生活する誰もが、睡眠障害になる可能性があり、「寝つきが悪い」「睡眠が浅い」「休養が取れている感じがしない」など、当てはまる点がある方は何かしらの睡眠障害に陥っている可能性もあります。
睡眠障害の原因となるものは、精神的なものから、生活環境、生活リズム、寝具など様々ですが、もしかするとハンモックを寝具として使用するだけであっさりと解消してしまう可能性はゼロではないかと思います。
ハンモックで熟睡するには2つの重要ポイントを押さえる必要がある
私自身さまざまなハンモックを試してきたのですが、ハンモックで熟睡するには大きく2つの重要なポイントがあると考えています。
重要ポイント①ハンモックの寝心地の良さ
まず1つ目の重要ポイントはハンモックの「寝心地の良さ」です。
ハンモックの醍醐味でもある寝心地は、睡眠をとる上では非常に大切で、寝心地が良いハンモックはいつの間にか眠ってしまっているような感覚がありますが、寝心地が悪いハンモックの場合は寝転んだ後のポジションが気になったりしてなかなか寝付けない状態となります。
体に無駄な力がかからない、体重を自然と分散させてくれるような寝心地の良いハンモックを選ぶことがまず1つ大切となります。
重要ポイント②ハンモックの安定感
2つ目はハンモックの「安定感」です。
ハンモックは宙に吊り下げられた状態で寝転んでいるため、そのまま落下したら怪我に繋がってしまうような状態で眠りにつくことになります。
そんな状態で眠っている時に、寝転んでいるハンモックがぐらついたり、軋む音が聞こえたりすると壊れてしまうのではないかと不安になって心から安心して眠りにつくことができません。
ハンモックで安心して寝転ぶには、前述した寝心地の良さと合わせて、心から安心して眠ることのできるハンモック自体の安定感も不可欠となります。
全てのハンモックが睡眠に適しているわけではない
口コミや体験談を元に、ハンモックで眠ることで熟睡ができる理由を紹介させていただきましたが、市販されているハンモック全てが睡眠に適しているわけではないことは注意が必要になります。
睡眠に適しているのは前述した「寝心地の良さ」と「安定性」がとても重量で、最低でもその2つを兼ね備えたハンモックがおすすめとなります。
安いからという値段だけの確認でハンモックを選んでしまうと、心地よい寝心地を得られずにむしろ寝付けないなんてことにもなりかねません。
是非口コミなども重視して、寝心地や安定感に定評のあるハンモックを選んでハンモックの醍醐味を堪能してみてください。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。