ハンモックはどこの国発祥?
ハンモックはメキシコやコロンビアなどの南米・中南米地域の先住民が、高温多湿の気候に適応するために寝具として使用し始めたのが始まりと言われています。
当時は室内、室外の概念がなく、就寝する際に危険な虫や動物から身を守るためにできるだけ地面から離れて寝床を宙に浮かすことで自身の身を守り、高温多湿の中でも通気性良く寝苦しさを解消していたと考えられています。
現代に残っている最古のハンモックは、コロンビアの首都ボゴタで見れるようで現在のような布製のハンモックではなく、ハマックツリーという木の樹皮から作られた紐状のハンモックとなっています。
ハンモックの語源は?
ハンモックの語源に関しては、「ハマックツリー」という木から作られた「ハマカ(hamaca)」という説や、西インド諸島のタイーノ族の言葉の「アマカ(hamaca)」が英語になったものがハンモックと呼ばれたという説があります
ちなみにハンモック(hammock)を日本語に訳すと、「釣床」という宙に吊り下げられた寝床という表現をされます。
ハンモックのメーカーによる違いは?
ハンモックを販売しているメーカーはさまざまで販売している商品ごとに特徴があります。ハンモックの形状、ハンモックの布の素材はもちろん、細かい点に目を向けると紐の編み込み方法やはんモックスタンドの素材なども異なり、寝心地にも影響が出ることになります。
メーカーによって値段も耐久性も異なるため、事前に購入しようとしている商品のチェックは必須です。
ハンモックの体重制限・強度は?
ハンモックはタイプによって体重制限や強度の違いがあります。ハンモックのタイプには大きく分けて、「自立式ハンモック」「吊り下げ式ハンモック」「ハンモックチェア」に分かれますがそれぞれ強度は異なります。
標準体重の成人が1人でハンモックを楽しむ場合は、ハンモックの強度の指標となる「耐荷重」が100kgあれば十分でしょう。家族や友人などと一緒にハンモックに乗る場合は、200kg以上、できれば余裕をもって300kgの耐荷重のハンモックを選んでおくと安心です。
自立式ハンモックの強度は100kg〜300kg、吊り下げ式ハンモック100kg〜300kg(※吊り下げるための土台や柱によって大きく左右されます。)、ハンモックチェアは80kg〜150kg前後の商品が一般的ですが、メーカーによって数10kg、数100kg単位で差があるため、購入前にはしっかりとチェックすることがおすすめです。
販売されているハンモックのタイプ | 強度 |
---|---|
自立式ハンモック | 100kg〜300kg |
吊り下げ式ハンモック | 100kg〜300kg ※土台が上記の強度に耐えられることが前提になります。 |
ハンモックチェア | 80kg〜150kg前後 |
ハンモックの高さは?
ハンモックの高さはハンモックのタイプによって変わります。自立式ハンモックであれば、高さの上限が決まっており、50cm〜1m程の高さが一般的です。
吊り下げ式ハンモックの場合であれば、高さの制限はありませんが高い位置への設置は、設置の手間もかかるうえに落下した場合の危険性が高いためおすすめできません。
吊り下げ式ハンモックの場合でも、自立式ハンモックと同様高くても1m程の高さに設定することがおすすめです。
ハンモックのタイプにはどんなものがある?
日本で市販されているハンモックは「自立式ハンモック」「吊り下げ式ハンモック」「ハンモックチェア」というように素材や形状の違いで分かれます。
一般的にイメージしやすい木に吊り下げられている「吊り下げ式ハンモック」は日本の居住環境では吊り下げる場所がなかなか用意できないため、場所を選ばずに設置できる「自立式ハンモック」や「ハンモックチェア」が日本では人気となっています。
ハンモックの設置方法は?
ハンモックの設置方法は、実際に購入したハンモック(メーカー)によって異なりますが、一般的に必要なものと設置方法はハンモックのタイプ別に以下の通りとなります。
自立式ハンモックの設置方法
自立式ハンモックの設置方法は非常にシンプルです。
自立式ハンモックの設置手順
- 手順1.購入したハンモックのハンモックスタンドを組み立てる
- 手順2.組み立たハンモックスタンドにハンモックの生地(布)をセッティングする
女性でも簡単に組み立てることができ、時間も10分もかからずに組み立て、設置ができます。
吊り下げ式ハンモックの設置方法
吊り下げ式ハンモックを室内に設置する場合は、吊り下げるための事前準備が必要となります。
場合によっては設置業者を探して下準備してもらうことも検討してください。
吊り下げ式ハンモックの設置手順
- 手順1.ハンモックを吊り下げるための設置位置(柱や壁)を決める
- 手順2.ハンモックの生地(布)に必要に応じて吊り下げ用の延長ロープをつなげておく
- 手順3.設置場所(柱や壁)に実際に吊り下げるハンモックを仮設置して高さやたわみ具合を確認する
- 手順4.支柱にドリルなどで穴を開けて、金具(フック)を取り付ける
- 手順5.設置した金具(フック)にハンモックの生地(布)を取り付けて完成!
ハンモックチェアの設置方法
ハンモックチェアの設置は、購入する商品によって異なります。
ハンモックスタンドが付属している商品の場合であれば、「自立式ハンモック」と同様の組み立方法となるためそちらをご確認ください。
ハンモックスタンドが付属していない場合は、吊り下げ式ハンモック同様設置するための下準備が必要となります。今回は吊り下げるための柱(梁)がある前提で手順を説明します。ハンモックチェアの設置手順
- 手順1.ハンモックチェアを吊り下げるための設置位置(柱や天井)を決める
- 手順2.設置場所の柱(梁)にロープを括り付ける前にタオルなどを巻き付けておく
- 手順3.巻き付けたタオルにハンモックチェアのロープをしっかりと固定する
- 手順4.固定したロープの先の金具(フック)にハンモックチェアを取り付けて完成!
ハンモックの組み立て方法は?
ハンモックを組み立てる必要があるのは自立式ハンモックです。
吊り下げ式ハンモックは吊り下げるためのフックなどが準備されていれば、ハンモックの生地(布)フックに引っ掛けて吊り下げるだけとなります。
自立式ハンモックの場合は、ハンモックスタンドを組み立てる必要がありますが作業自体は簡単です。
今回は自立式ハンモックの定番Vivere(ビブレ)ハンモックの組み立て方法を紹介します。
ハンモックは知識のある店舗で高評価な商品の購入を
ハンモックは日本でも多く施設などで利用されるようになり、自宅に設置することも増えているアイテムとなります。一方で増えているのは有名ブランド商品の模倣品の販売で、値段が安い代わりに正規品と比較すると耐久性が劣っていたり、寝心地が悪かったりと購入した後の後悔につながってしまうような商品も多く販売されているのが現状です。
ハンモックは店頭で実際に試してから購入することがなかなかアイテムでもありますので、価格だけに惑わされず店舗としても商品としてもレビュー(口コミ)を見るなどして高評価な商品を購入することがおすすめです。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。