ハンモックで寝て疲れたり酔う理由。対策や工夫、選ぶべきハンモックの選定ポイント




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ハンモックで寝て疲れると感じる人もいる

ハンモックはリラックスして寝転ぶことのできる寝心地の良いアイテムである一方で、ハンモックで寝転ぶことで疲れると感じてしまう方も中にはいるのも事実としてあります。

今回はリラックスするはずのハンモックで疲れると感じてしまう理由や、そう感じないためにどんなハンモックを選ぶとリスクを減らせるのかを解説していきます。


ハンモックに寝て疲れると感じる理由

ハンモックで疲れると感じるのは人それぞれ理由が異なると考えています。

人間の感覚は人それぞれで、気持ちが良いと感じるケースもあれば、疲れると感じてしまうケースも存在します。

今回はハンモックで寝て疲れると感じる「可能性」のある以下の4点についてそれぞれ解説していきます。

ハンモックで寝て疲れると感じる理由
  • ハンモックが窮屈に感じる
  • ハンモックの左右の揺れに酔ってしまう
  • ハンモックから落下しないか心配になってしまう
  • 寝る体勢を変えることができない



ハンモックが窮屈に感じる

ハンモックにも色々な種類のハンモックが存在していますが、体全体を包み込んでくれるような抱擁感は特徴の1つと言えます。

体全体を包み込んでくれるような感覚は、物理的に体全体に布が接触しているため、包み込まれているような気持ちの良い寝心地を実現しています。

一方で体全体に布が触れている状態は、体を左右から軽く押されているような感覚にもなる方がいることも想定できるため、少々窮屈に感じてしまう方もいるかもしれません。

寝転んだ際の窮屈さに敏感な方は、一般的に抱擁感と感じるものが窮屈に感じてしまう可能性もあります。


ハンモックの揺れに酔ってしまう

ハンモックはアイテムの特性上、体が宙に浮いた状態で吊り下げたハンモックの生地(布)が適度に左右に揺れます。

一般的にはこの揺れが気持ちよさにつながり、眠気を誘うような効果がありますが、人によってはこの揺れが気持ち悪く酔ってしまうような感覚になるからもいらっしゃいます。

乗り物酔いが激しい三半規管が弱い方は、ハンモックの心地良い揺れも、嫌悪感に繋がる気持ちの悪い揺れと感じてしまう場合があります。

ハンモックに寝転んだ直後は左右に揺れますが、次第に揺れはおさまってきますので、揺れが苦手な方は揺れがおさまるまでは座って、おさまってから寝転ぶのがおすすめです。


ハンモックから落下しないか心配になってしまう

ハンモックは宙に浮いた状態で寝転ぶため、「ハンモックから落ちてしまうのではないか」という心配で安心して寝転べないという方もいらっしゃいます。

ハンモックによっては、ハンモックの布を取り付けるハンモックスタンドや柱の安定感に不安があり、落下や転倒の恐怖を感じてしまう場合もあります。

そういった心配がある方は落下する心配の少ない、安定性の高いしっかりしたハンモックスタンドや、ハンモックの生地(布)の幅が広いハンモックを選ぶとその心配も低減するのでご安心ください。

ハンモックでリラックスするためには、落下したり転倒したりする心配の少ないハンモックを選び、心理的な安心感を確保することも重要になります。


寝る体勢を変えることができない

ハンモックで寝る際は、腰部分が沈み込んで頭側と足側の両サイドが上がっている状態で寝転ぶ形となります。そのためうつ伏せで寝転ぶことは困難で、寝返りを打つことも現実的に難しいアイテムとなります。

ただ、寝返りという行動自体、体重の負荷がかかっている部分を解消するために本能的にしている行為となります。

ハンモックは体重の分散効果が高いため、寝返りをする必要がないアイテムでもあります。普段布団やマットレスで寝ていて、寝返りを多くしている方もハンモックで寝ることでむしろ寝返りなく熟睡できる可能性も少なくありません。


寝て疲れるのはハンモックが合っていない可能性も

ハンモックで寝て疲れると感じる可能性を解説させていただきましたが、実際にハンモックで寝て疲れてしまっているという方は、もしかすると現在使用しているハンモックが自身に合っていないという可能性もあります。

せっかく購入したハンモックも、自身に合っていなければ寝心地が悪く感じてしまい、いずれは使用しなくなってしまうでしょう。


寝心地の良いハンモックを選べば解決?

実際にハンモックで寝て疲れると感じる場合は、大半が寝心地の悪いハンモックを選んでしまっている可能性が高いです。選ぶハンモックの寝心地の良さを重視して選ぶことで、疲れると感じてしまう感情を解消できるかもしれません。

販売されているハンモックの中にはパッと見た感じは同じような見た目でも、実際に乗って寝心地を確かめてみると大きな差が出るアイテムでもあります。寝転んで疲れを感じずに、リラックスできるハンモックを選ぶにはしっかりと口コミなども参考に評価が高いハンモックを選ぶことが大切となります。


寝心地を左右するハンモックを選びのポイント

寝心地を左右するハンモック選びにはいくつかのポイントがあります。今回は選ぶ際にチェックしておきたい3つのポイントをご紹介します。

寝心地が良いハンモックを選ぶポイント
  • ハンモックのタイプ
  • ハンモックのサイズ
  • ハンモックの生地(布)


ハンモックのタイプ

ハンモックのタイプにもいくつかあり、大きく分けて、ハンモックスタンドが付属している「自立式」や自身でハンモックの生地(布)を吊るすための場所を用意する必要がある「吊り下げ式」の2つに分類されます。

さらに「自立式」の中でも「1本軸スタンド」「2本軸スタンド」と分かれていきます。

寝心地の良さという観点で選ぶのであれば、「自立式ハンモック」がおすすめで、なおかつハンモックスタンドの安定性から「1本軸スタンドハンモック」が安定感もあり安心してハンモックに寝転ぶことができます。

また、1本軸スタンドハンモックは、乗り降りのしやすさや吊り下げる高さの位置を低い位置に調整するなど、落下や転倒の危険性も低減することができます。


ハンモックのサイズ

ハンモックのサイズは寝心地にも大きく左右され、しっかりと足を伸ばした状態で寝転べるかどうかはとても大切になります。

サイズが小さければその分ハンモックに寝転んだ際に窮屈に感じてしまう可能性があります。

前述したおすすめの1本軸スタンドのハンモックの場合であれば、長さ3m、幅1.5m程の設置スペースの確保が必要となりますが、このサイズを妥協してコンパクトなサイズのハンモックを選ぶと寝心地に満足感が得られずに疲れると感じる要因につながる可能性が高まります。


ハンモックの生地(布)

寝転んだ時に体を預けるハンモックの生地(布)もハンモックを選ぶ際には重要視したいポイントとなります。

ハンモックの生地(布)を選ぶ際は幅が広いものを選ぶことがポイントで、幅が広いものを選んで寝転べば体全体を包むような抱擁感を体験することができます。

また、季節によっては直接肌に触れるハンモックは生地(布)の素材も注視しておきたいポイントがあります。

生地の素材は布タイプとネットタイプに分類されます。素材によって伸縮性も異なりますが、寝心地を重要視する際に大切なのは「適度な生地の伸縮性」となります。

寝心地を重視した際のおすすめの生地は布タイプで素材はコットン(綿)となります。生地が伸びすぎず、体重に合わせて適度な伸縮性で体を支えてくれて、コットン(綿)ならではの温かみのある素材で体を包み込んでくれます。

【関連記事】
ハンモックの寝心地と睡眠効果は?ベッドとしても使用できるハンモックの魅力

ハンモックを購入された方の中には、あまりの寝心地の良さに寝具としてしようしている方もいるほどです。今回はハンモックの寝心地と寝具で使用することのメリットなどを解説していきます。

ハンモックで疲れにくくするための工夫

ここからは、ハンモックで疲れにくくするための「ちょっとしたコツ」をいくつかご紹介します。ハンモック自体の選び方だけでなく、使い方や周辺アイテムの活用次第で疲れにくさをさらに高められます。


角度や高さの調整で快適性アップ

ハンモックのスタンドに取り付けるとき、寝転んだ際の角度や高さを微調整するだけで、窮屈さや揺れによる不快感が大幅に軽減されます。

  • 高さを低めに調整すると、乗り降りのしやすさと安心感が増す
  • 布の張り具合を調整して、体の沈み込みすぎを防ぐ


クッションやブランケットを使う

ハンモックと背中の間に薄手のクッションやブランケットを挟むと、体圧がより分散され、疲れにくくなります。また、季節によって肌寒い場合はブランケット1枚あるだけでも快適度がぐっと上がります。


乗り方・降り方の工夫

ハンモックへの乗り降りが不安定だと、予期せぬ揺れや体勢の崩れが起こりやすく、結果的に疲れを感じやすくなります。

  • まずは腰をハンモックの中心に乗せてから、ゆっくり足を上げる
  • 降りるときは逆の手順で、両足を床につけてから体を起こす


設置場所に余裕をもたせる

周辺に家具などが近すぎると、ハンモックが揺れた際にぶつかる恐れがあり、無意識に気を張ってしまう要因になります。

ハンモック周りに適度なスペースを確保することで、精神的な安心感も高まりよりリラックスできるでしょう。

以上の工夫をすることでハンモックが合わない・疲れると感じている方は、ハンモック自体の選び方だけでなく、使い方や設置環境も見直してみてください。快適なハンモックライフを送るためのヒントになれば幸いです。


寝地に定評のあるハンモックは?

寝心地を左右するハンモック選びのポイントを解説させていただきましたが、具体的に寝心地に定評のあるハンモックを2つほど紹介します。

寝心地に定評のあるハンモック
  • Vivere(ビブレ)ハンモック
  • 遊び(スサビ)ハンモック


    Vivere(ビブレ)ハンモック

    Vivere(ビブレ)ハンモックは自立式ハンモックの定番ともいえるカナダ発祥のハンモックになります。

    世界各国でベストセラーを獲得している商品の品質は折り紙付きで、Vivere(ビブレ)社が創業当時からこだわり続けている寝心地の良さが特徴のハンモックとなります。

    不特定多数の人がハンモックに乗る商業施設などでも利用されることが多く、耐久性や安全性も高いハンモックです。

    近年はVivere(ビブレ)社非公認のネット販売業社が増えてきており、正規品の購入先には注意が必要で、コピー商品も多いため購入後にトラブルとならないように事前にしっかりとチェックしてから購入することをおすすめします。

    ■Vivere(ビブレ)ハンモックが評価されるポイント
    圧倒的な寝心地耐荷重が十分の安全性の高いハンモックスタンド肌触りがよく耐久性の高いハンモック生地(布)世界各国でベストセラーを獲得している実績のあるブランド

    Vivere(ビブレ)ダブルハンモック

    自立式ハンモックの定番、世界中でベストセラーを獲得している圧倒的な寝心地が特徴のハンモック


    Vivere(ビブレ)ハンモックの商品規格

    サイズ・重量
    長さ 280cm
    113cm
    高さ
    100cm
    重量
    15kg
    耐荷重
    300kg



    遊び(スサビ)ハンモック

    遊び(スサビ)ハンモックは、ハンモック発祥の地と言われる中南米で製造された生地(布)を使用しているハンモックとなります。

    ハンモックに関して幅広く扱っていますが、コロンビア産のコットン100%の布を使用しているコロンビアンハンモッックがおすすめとなります。生地の肌触りがよく、日本の室内においても馴染むカラーバリエーションが多いのも特徴です。

    ■Susabi コロンビアハンモックが評価されるポイント
    寝心地の良さ日本の室内にも合いやすい落ち着いたカラーバリエーション肌触りがよいコロンビア製のハンモック生地(布)
    Susabi ハンモック

    Susabi ハンモック ダブルサイズ

    購入前後のサポートはもちろん、お客様の声をもとに商品開発も続けているハンモックメーカー。


    遊び(スサビ)ハンモックの商品規格 サイズ・重量
    長さ 268cm
    100cm
    高さ 100cm
    重量 約10kg
    耐荷重

    160kg



    様々な種類のハンモックが販売されているため、口コミをチェックすることも大切

    ハンモックには価格が安いものから高いものが販売されていたり、同じ商品でも販売元が異なっていたりします。

    近年誰でも気軽にネットショップを開設できるようになったこともあり、紹介した有名ブランドの模倣品の販売や、転売品の流通も多く見受けられます。

    購入後に後悔しないためにも、購入する商品の口コミや、購入先自体の口コミなどをチェックしておくと、思いがけないトラブルを回避することにも繋がります。


    寝心地の良いハンモックで心も体も休まる時間を

    寝心地の良いハンモックを選ぶことができれば、寝て疲れる心配を低減して心も体も休まる時間を過ごすことができます。

    ぜひ今回ご紹介したポイントを押さえたハンモック選びをしていただき、素敵なハンモックライフを過ごしていただけますと幸いです。




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