●ハンモックの起源・語源とは?
●ハンモックの種類
○自立式ハンモックとは
○吊り下げ式ハンモックとは
○ハンモックチェアとは
○ハンギングチェアとは
●自立式ハンモックの種類
○1本軸スタンドハンモックとは
○2本軸スタンドハンモックとは
○3WAYハンモックとは
●ハンモックの生地(布)種類
○コットン生地
○ナイロン生地
○パラシュート生地
○ネット生地
ハンモックに関連する用語をまとめました
現代ハンモックは生活様式に合わせて、多種多様なハンモックが販売されており、今回はそんなハンモックについてそれぞれ解説していきます。
ハンモックの起源・語源とは?
ハンモックの起源は古く、南米のメキシコやコロンビアで寝具として使用されていたことが始まりと言われています。
高温多湿の南米の気候の中で、動物や虫などから身を守るために寝床を宙に浮かす必要があったようです。
ハンモックの語源は「ハマカ(hamaca)」と言われており、当時「ハマックツリー」という木の樹皮からハンモックが作られていたとされています。
ハンモックの種類
古くから寝具として使用されているハンモックですが、現在ではハンモックは生活様式に合わせて形を変えながらいくつかの種類に分類されます。
ハンモックの種類は大きく分けて「自立式ハンモック」「吊り下げ式ハンモック」「ハンモックチェア」「ハンギングチェア」の4つに分類されるようになってきています。
揺られるというハンモックの特徴はそのままに、それぞれの種類には特徴があります。
自立式ハンモックとは
自立式ハンモック、もしくは自立型ハンモックと呼ばれます。
寝転ぶための布(生地)を吊り下げるための「ハンモックスタンド」が付属しているタイプです。
このハンモックスタンドのフックにハンモックの布(生地)を引っ掛けるだけで簡単に寝転ぶことができます。
土台となるハンモックスタンドは自由に移動させることもできるため、自立式ハンモックは置く場所を選ばないのが特徴です。
自宅などの室内はもちろん、アウトドアなどにも専用バックに収納して持ち運ぶことのできるタイプが多いタイプになります。
吊り下げ式ハンモックとは
吊り下げ式ハンモック、もしくは吊り下げ型ハンモックと呼ばれます。
ハンモックの布(生地)を2本の支柱に引っ掛けて吊るすタイプのハンモックです。
吊り下げ式のハンモックの設置のためには、アウトドアシーンでは木や柱などの2本の支柱が必要となり、自宅などで使用する場合でも壁に吊り下げるための2つのフックを取り付けるなどの必要があります。
設置は少々面倒とはなりますが、アウトドアなどに持ち運ぶ際には布と吊り下げるためのフックを持参するだけで楽しむことができるため、荷物の量を減らすことにもつながります。
ハンモックチェアとは
ハンモックチェアはハンモックの派生で生まれたアイテムで、主に1人用として使用されます。
布を頭上から吊り下げるタイプの土台が付属したタイプや、自宅などの天井に吊り下げるためのフックを用意して吊り下げます。
ハンモックチェアは寝転ぶことができませんが、座って読書や軽いパソコン仕事をすることに適しています。
頭上から吊り下げるタイプのハンモックチェアの場合は、アウトドアに持ち運ぶのは困難なため主に室内用となりますが、3WAYハンモックというタイプであれば持ち運びも便利なためアウトドアに持参することも可能です。
ハンギングチェアとは
ハンギングチェアとは吊り下げたカゴ型の椅子で座りながら揺られることのできるアイテムです。
カゴの素材は木製のものからポリエステル製、金属と他の素材を組み合わせたハイブリッドな商品まで様々で、カゴの形も多種多様に存在します。
日本語で吊るすという意味の「ハンギング」という名の通り、自立式のスタンドで頭上から吊るすタイプや、天井に吊るすための工事をして吊るしたりするタイプがあります。
ハンギングチェアはまるでリゾート地に設置してあるような雰囲気を醸し出し、自宅でもリゾート気分で揺られながら読書をしたりすることも可能です。
自立式ハンモックの種類
自立式ハンモックの中にもいくつか種類が存在します。
大きく分けて自立式ハンモックには3種類あり、それぞれハンモックの生地(布)を吊り下げるハンモックスタンド(土台)の形が異なります。
1本軸スタンドハンモックとは
1本軸スタンドハンモック、もしくは1軸型スタンドハンモックと呼ばれます。
ハンモックの生地(布)を吊るすためのスタンドが1本軸となっており、軸に安定させるための足がついています。
1本軸スタンドハンモックの特徴は、体を支えるためのスタンド自体が太く作られており、ハンモックに乗り降りする際に軸が邪魔にならないのが特徴です。
2本軸スタンドハンモックとは
2本軸スタンドハンモック、もしくは2軸型スタンドハンモックと呼ばれます。
ハンモックの生地(布)を吊るすためのスタンドが2軸に分かれており、その2本の軸がそのままハンモックの土台となる足となります。
2本軸スタンドハンモックのは、2軸で体重を分散するために1本自体の軸は細くなっています。
そのため、1本軸ハンモックと比較すると持ち運ぶ際の重量は軽くなるのが特徴です。
3WAYハンモックとは
3WAYハンモックは近年人気のタイプのハンモックで、基本的には2本軸型ハンモックと似た形状をしています。
特徴は「ハンモック」「ハンモックチェア」「ハンガーラック」と複数用途で使用することのできる点です。
ハンモックスタンド自体を変形することによって、使用するシーンによって必要な用途に使い分けられるという点が便利なタイプのハンモックとなります。
ハンモックの生地(布)種類
ハンモックで使用される生地(布)種類にもいくつかの種類があります。
今回は使用されることの多い代表的な4つの生地について紹介していきます。
コットン生地
コットン生地は綿を使用しているハンモックの生地でも多く使われている生地です。
コットン素材は肌触りの良さと、体重に合わせて適度に伸縮してくれるのが特徴で、この特徴がハンモックの寝心地を引き出してくれます。
同じコットン素材のハンモックでもメーカーによって編み込み製法の技術に差があり、生地の滑らかさに違いが出るため肌触りには違いが現れます。
ナイロン生地
ナイロン生地は化学素材のナイロンを使用した生地です。
ナイロン生地はとにかく軽いことが特徴で、吊り下げ式ハンモックなどの持ち運び用の生地として使用されることが多い生地です。
また摩擦にも強いため耐久性も高く、汚れなども簡単に手入れができるなどの特徴があり、アウトドアシーンで吊り下げ式ハンモックとして楽しむ場合などにおすすめの生地となります。
パラシュート生地
パラシュート生地はナイロンなどの素材と組み合わせて製造されています。
ナイロンの耐久性も持ち合わせながら素材自体も軽く持ち運びしやすいのが特徴です。
耐水性にも優れているのでキャンプなどのアウトドアシーンへの持ち運びにも重宝します。
ネット生地
ネット生地は紐を編み込んでネット状になっている生地です。
ネット生地の特徴はなんといっても通気性の高さで、ネット状になっているため風を通しやすく熱がこもらないため暑い時期の使用に適しています。
伸縮性が高いのも特徴ですが、コットン生地ほど適度な伸縮性ではないため、生地が伸びきってしまわないように注意が必要となります。
K_Arafune
数多くの国内外ハンモックを使用して研究し、今ではVivere(ビブレ)ハンモックを愛用しています。
会社員として働く傍らで、お気に入りのVivere(ビブレ)ハンモックを多くの人に知ってもらうために、記事執筆等を通してマーケティング活動をしています。